タグ別アーカイブ: SAMURAI BLUE

インテル長友年棒4億円

長友がインテルとの契約を2016シーズン終了まで延長した。長友の代理人を務めるロベルト佃氏が、13日にミラノ市内でインテル関係者と金銭面などの条件見直し交渉をおこななった。ザックジャパンのビッグネームは年棒(80%アップの)約4億円となったという。この記事では、日本人サッカー選手最高年俸となった長友は、それに相応しいすごい選手であることをまとめてみたい。
長友は世界の大舞台で強烈なアピールをし、瞬く間に今のセリエAインテルでの大活躍に至っている。
2010年6月に開催された2010 FIFAワールドカップでは、全4試合に左サイドバックでフル出場を果たした。グループリーグ第1戦のカメルーン戦ではサミュエル・エトオを徹底マークし完封、第2戦のオランダ戦においては途中出場したエルイェロ・エリアのポジションに合わせて右サイドバックにポジションチェンジするなどエースキラーとして活躍し、日本代表の決勝トーナメント進出に大きく貢献した。同大会から国際サッカー連盟(FIFA)が導入したレーザー計測によると、長友のトップスピードは第1戦(カメルーン)では時速30.13キロ、第2戦(オランダ)では同26.70キロと、両試合共に対戦相手を含めて最速を記録し、スピードも証明された。
7月14日、ワールドカップでの活躍が評価され、セリエAに20シーズンぶりに昇格したACチェゼーナへ買い取りオプション付きでのレンタル移籍が決定した。

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宮市よここが勝負だ!

2010年12月18日、宮市のアーセナルへの加入が正式に発表された。若干18歳だった青年は、当初、英国就労ビザの問題からオランダ最上位リーグであるエールディヴィジのフェイエノールトにレンタルされ、その爆発的な加速とスピードで一躍世界の注目を浴びることになった。
本人はもとより、宮市がワールドカップや、チャンピオンズリーグのピッチに立つことを夢見るファンは多い。その中で、宮市は如何に一つ一つの階段を登っているのだろうか?
そしてどこまで登り詰めることができるのだろうか? 続きを読む

ザックジャパン最悪にして最高な出来事

2012年ザックジャパンのキャプテン長谷部誠がヴォルフスブルクで干され続けてきた事件はあまりにも有名だ。試合感の欠如から、長谷部は選手生命に関わるような不振を極めた。しかし今、そんな危機を脱した長谷部とザックジャパンは再び上昇カーブを描こうとしている。

最悪な事態

当時のヴォルフスブルクの監督フェリックス・マガトは、巨額の補強資金を費やして自分に服従する選手たちを買い集め、新しいチームを作り上げようと野心に燃えていた。その時、それまで長くヴォルフスブルクで重要な役割を担ってきた長谷部は、その構想から外されたのだ。
構想外の立場を受け入れた長谷部は、夢だったプレミアへの移籍など他クラブへの移籍を視野に入れるが、それが更に火に油を注ぎベンチ外の毎日が続くようになった。まさに選手生命に関わるような試合勘の欠如を経験していた。ザックジャパンでも、出場はもとより、次回からは招集もされないのではなかろうか?というプレーぶりだった時期があった。
本田, 香川, 長友らのことならまだしも、長谷部に関することがザックジャパン最悪の出来事?と思われる方も多いかもしれない。しかし、私には忘れられない長谷部のシュートがある。それは、ザッケローニの初采配でアルゼンチンを破った試合のシュートだ。フィニッシュこそこぼれ球を岡崎が決めたが、あのミドルシュートは絶対にゴールキーパーがキャッチできない威力を持っていた。私は、長谷部のミドルを高確率な得点パターンとしてもっと多用すべきだと思っている。そして、こぼれたボールに対して、素晴らしいポジショニングで思い切りのいい飛び込みを見せる岡崎とのコンビは、相手への大きな驚異となる筈だ。しかし、長谷部の不調により、その得点パタンを失うことになるのだ。
更に、長谷部はザックジャパンのキャプテンだ。チーム士気も考えれば、長谷部の不調はザックジャパン最悪な事態と言える。

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ザックジャパンの先人達の戦い

ザックジャパンに至るまでの日本代表には挫折と栄光の歴史がある。この記事では、日本代表とワールドカップに関わる出来事を見るとともに、私達日本人にもサッカーを愛する熱い気質があることを感じ取っていただけると嬉しい。

ドーハの悲劇

1994アメリカワールドカップの切符を99%手にしたと思われた後半ロスタイム、イラクのラストプレーに日本代表の全選手と全ての日本サポーターの時間が止まった。しかし、この悔しさをバネに日本代表の本当のワールドカップへのチャレンジが始まったんだと思う。
これが試合動画だ。深夜帯にもかかわらずテレビ東京史上最高の48.1%の視聴率を記録したという。

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ザックジャパンコンフェデレーションズカップの狙い

強豪ひしめく2013コンフェデレーションズカップ

2013年6月15日~6月30日にコンフェデレーションズカップ2013が開催される。開催国ブラジルと2010ワールドカップ優勝のスペインを筆頭に、イタリア, ウルグアイ,メキシコなど日本を含めた計8ヶ国が参加する。組み合わせ抽選は2012年12月1日(土)午前11時20分(日本時間同日夜10時20分)にブラジルのサンパウロで行われる。同抽選に参加のためザッケローニはサンパウロに渡った。
予選リーグはAとBの組に4チームづつに分かれるが、ブラジルウルグアイのどちらか、およびスペインイタリアのどちらかの2チームは必ず日本と同組になる。と言うのは、ブラジルは開催国枠での出場で、スペインは前回のワールドカップ優勝国枠での出場であるために、結果的に南米サッカー連盟とヨーロッパサッカー連盟の所属国が2ヶ国出場となり、同じサッカー連盟に所属する国同士は同じグループに組み込まないことになっているからだ。更にメキシコかアフリカサッカー連盟代表国(2013年2月10日に出場国決定)が同組になれば、ザックジャパンは全てが強豪の息する暇もないような厳しいリーグに組み込まれることになる。国の名前を見れば、ワールドカップのリーグ戦と比べても同等以上に困難な組み合わせになる。(結果は、ブラジル,イタリア,メキシコのA組となった。コンフェデレーションズカップ2013参照。開幕試合となるブラジルとの再戦をどう戦うのか、ザッケローニは祖国イタリアと如何に戦うのか、興味は尽きない。2012年12月2日追記)

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