ザックジャパンがワールドカップの初戦で激突するコートジボアール代表とは

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ザックジャパンのワールドカップでの初陣、コートジボアール戦は15日10:00(日本時間)と6日後に迫ってきた。

コートジボアール、コロンビア、ギリシャと、力が拮抗していると見られるグループCを突破するには、初戦のコートジボアール戦に勝利することが極めて重要だ。

コートジボアール基本フォーメーションコートジボアールの予想フォーメーションは、FWに決定力の高いドログバと、対峙する相手が止めるシーンを想定できない程のスピードを持つジェルビーニョ。MFには、フィジカル、スピード、技術、シュート力の全てのレベルが高くモンスター的存在のヤヤ・トゥーレなどを擁する4-3-3システムと予想される。(但し、現時点で、ヤヤ・トゥーレは負傷の回復途上にあり、欠場の可能性がある。出場したとしても、時間限定の可能性が高いようだ)

2012-13シースン、オランダ・エールディビジで元日本代表ハーフナー・マイクとチームメートだったボニーは、31得点で得点王と無双した。そのような選手が控えているのだから、攻撃に関しては層が厚い。

ドログバを頂点としたスリートップは、サイドでもセンターでもプレーできる選手が並び、流れの中でポジションチェンジすることも多いので、対峙するディフェンスを混乱させる。



【高い攻撃力をけん引するドログバとジェルビーニョ】

ドログバの存在感は絶大だ。チームが苦しい時に、チームスピリットをもたらすことができる真のリーダーだ。最前線で、ドログバが攻撃を引っ張る。頑強な肉体と確かなビジョンでチャンスの起点になる。鋭く正確なフリーッキクも大きな武器だ。

36歳となるドログバは、サッカー選手としては若くない。しかし巧者としての磨きがかかっており、ワールドカップという短期決戦では躍動することが想像できる。

ドログバのポストプレーを起点に、波状攻撃をかけるのが、コートジボアールの基本スタイルだが、だれかれかまわずに攻撃参加して、守備のバランスを崩すようなことはない。チームは適切にオーガナイズされており、攻撃時においても守備のリスクはしっかり管理されている。

最近のエルサルバドルとの国際親善試合では、ジェルビーニョへのゴールへのアシストと、逆にジェルビーニョのクロスからのゴールを挙げ、コートジボアールの精神的支柱であると同時に、攻撃の中心であることを改めて示している。

ジェルビーニョは、イタリアのセリエAで対峙する機会のあるの長友をもってしても、『1対1では、誰も止められない』と言わしめる選手だ。

そのスピードは世界的に超一流で、彼にスペースを与えると厄介だ。かなりの確率でクロスもしくはシュートに繋ってしまう。ただ、ジェルビーニョがボールを持った場合には、ほぼゴールライン付近までのドリブルからのラストパスかシュートにプレーが限定され、中盤での大きな展開は少ない。その意味では、守りやすい部分もある。

頻繁に、スリートップのポジションチェンジが行われるのも、コートジボアールの攻撃の特徴なので、守る側としては、マークの確認を確実におこなう必要がある。

【日本戦でヤヤ・トゥーレ欠場か?】

とは言いつつも、最も怖い選手はヤヤ・トゥーレだろう。彼は、フィジカル、スピード、技術、シュート力のどれを取っても超一流のモンスターだ。コートジボアールのパターンで、最も怖いのは、ヤヤ・トゥーレを経由して、ドログバもしくはジェルビーニョに渡るパターンだ。また、3トップばかりを警戒していると、ヤヤ・トゥーレに強烈なミドルシュートを叩き込まれてしまう。

ところが、ヤヤ・トゥーレはプレミアリーグ最終戦で太もも筋肉を負傷し、日本戦を欠場もしくは30分程度の限定出場となるという情報が流れている。もし、事実ならばコートジボアールにとっては大きな痛手だ。相手の日本から見ても、完全な相手から勝ち点3を得たいというスピリットで臨む筈なので、残念なことだ。

【守備には比較的課題がある】

フィジカルを活かしたプレッシングが主体だが、ディフェンスのポジショニングに粗さがあり、流れの中で生じる中盤とディフェンスの間のスペースを突き、ショートパスで掻い潜る余地が十分にある。

【コートジボアール戦はどちらのスタイルが勝つかの勝負になる】

最近では、ワールドカップにアフリカの代表として出場してくるチームで、身体能力を全面に出してくるチームは殆どなくなった。ただ、その中でもコートジボアールは肉体的な強さで突出している。個の強さを発揮する程に相手に脅威を与えるのがコートジボアールだ。

日本代表にすれば、その個の強さにまともに対峙するのは得策ではない。そして、アフリカには日本のようにパスワークを主体にするチームはなく、コートジボアールは日本のようなチームを得意としない可能性が高い。連動しながら速いパスワークで翻弄し、スタミナを奪っていく必要がある。


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