カテゴリー別アーカイブ: 2014W杯アジア3次予選

ワールドカップアジア3次予選(最終第6節終了)

2012年2月29日、ザックジャパンは豊田スタジアムにウズベキスタン代表を招いた。第4節のタジキスタン戦で既に3次予選の突破を決めているが、最終予選の好結果に繋ぐために、またアジア王者として、1位通過を目指して臨んだ試合だった。
試合展開は、ウズベキスタンの組織的守備を崩すことができず、カウンターにより失点し、後半には足が止まり再三のカウンターを浴びるというものであった。

結果0-1でホームでの敗戦を味わうこととなった。

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ワールドカップアジア3次予選(第5節終了)

金日成スタジアム

2011年11月15日、ザックジャパンは平壌・金日成スタジアムの北朝鮮戦に臨んだ。金日成スタジアムは、北朝鮮サポーターが一斉に旗を振り雄叫びを上げる異様な雰囲気に包まれた。
試合展開は、まさに、国民の前で敗けを見せることが許されない北朝鮮代表の闘志(というか、人生をかけているようにさえ見えた)が上回り、ザックジャパンはスピード, フィジカルともに後手に回った。
ボールを持っても厳しいプレスでサポートを受けることもままならず、苦し紛れのプレーに終始した。

日本代表は、他の世代に歴史を遡っても、北朝鮮でのアウェー戦には未勝利であるが、今回も0-1に終わり、歴史を変えることはならなかった。また、ザックジャパンの不敗記録も16(引分け6を含む)でストップした。

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ワールドカップアジア3次予選(第4節終了)

2011年11月11日、ザックジャパンはタジキスタン・ドゥシャンベセントラルスタジアムのタジキスタン代表戦に臨んだ。ドゥシャンベセントラルスタジアムは、少し前に15cmもの積雪を記録しているために整備が遅れ、芝が生えそろっていない状況で、ピッチが良くない。ちょうどひと月前に8-0で勝利した長居の時のようにはいかなかった。
そこにアウェー独特の雰囲気が加わり、ザッケローニの当初の予想どおり、ひと月前と比べると苦労したと言える。

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ワールドカップアジア3次予選(第3節終了)

長居スタジアム

2011年10月11日、ザックジャパンはタジキスタン代表を長居スタジアムに招いた。
タジキスタンのラフィコフ監督の事前会見はの内容にまず驚かされた。事前会見ならば、普通の監督は自らのチームの勝利を鼓舞するコメントを残すものだ。しかし、ラフィコフ監督は「可能性が100分の1でも、200分の1でも、1000分の1でも、日本を苦しめたい」と、極めて勝利の可能性は低いことを認めた上で、「日本を相手に戦うこと念頭に置けば、攻撃の選手はいらない」とも述べた。謙虚といえばそうだと思うが、タジキスタン代表の選手達への士気を考えるとどうだっただろうか。
幸運にもザックジャパンの胸を借りる機会を得たことに対し、リスペクトの念を表現したかったのだろう。

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ワールドカップアジア3次予選(第2節終了)

2011年9月6日、ザックジャパンはウズベキスタン・タシケントにて、ウズベキスタン代表とのアウェー戦に臨んだ。
ザックジャパンは本田不在に苦しんでいる。第1節の北朝鮮戦では、吉田のロスタイム弾でなんとか勝ち点3を得た。本田の穴を埋めるとまでは期待しないにせよ、柏木のトップ下が機能していたようには見えなかった。
一方、ウズベキスタンも格下のタジキスタンに1-0と辛勝だった。特に、ウズベキスタンとタジキスタンは政治的に緊張状態にあり、現地メディアの視線が厳しく、語気を荒めたタジキスタン戦の釈明を求める質問が相次ぎ、ウズベキスタン代表アブラモフ監督から「明日の試合では日本を倒す!」と、言わされた感ありありの勝利宣言まで飛び出す始末だった。

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