カテゴリー別アーカイブ: 移籍市場

内田篤人の飄々と

ブンデスリーガの内田篤人にも、去就を意識する時期がやってきたようだ。

4月11日のゲキサカによると、「もしシャルケが僕を必要としてくれるなら喜んで残留したい」とし、もしも契約延長のオファーがなかった場合と仮定した上で、「プレミアに行くかもしれない。いい刺激になると思う。チャレンジしてもいいかなと思う」と内田は自らの去就の選択順位を示した。

2月13日のgoal.comによると、その当時の過去10試合で、獲得ポイントわずかに6で、10位と低迷するシャルケは、内田を含んだ大幅な選手の放出を検討しているようだと報じられていただけに、その頃から、内田の夏の移籍市場での動向が心配されていた。なぜ『心配』だったかと言うと、2月13日時点から逆上る10試合の時期に、内田は一貫して肉離れに苦しんでおり、十分なパフォーマンスを示せていなかったからだ。

しかし、内田はブンデスリーガ第25節のドルトムントとのルーダビーで2アシストを記録、ブンデスリーガベストイレブン、欧州ベストイレブン、ブンデスリーガMVPと、文句の付けようのない復帰を果たすと、その後のCLでもアシストを記録するなど、28節終了の現在まで好調を維持している。
同時にチームも上向き、CL圏内の4位に上昇。いまや2月のシャルケの選手大幅放出の話はどうなったの?という状況だ。

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本田移籍どうなる-CSKAは本田離さない

本田の移籍関連で、再び驚くべきニュースが飛び込んできた。その信ぴょう性にはいささかの疑問を持つものの、資源バブルで潤うロシアの金満クラブCSKAモスクワが関わるだけに、全くの「ガセネタ」と言い切れない部分があるのも事実だ。以下は、このニュースが事実だったとして、という前置きをした上での記事である。

ロシアのスポーツ専門サイト「Sports・ru」の22日報道によると、CSKAモスクワは、今年12月一杯で、契約が終了する本田の移籍金を2,000万ユーロ(約24億6,000万円)に設定したという。
今年1月の冬の移籍市場での移籍金は1,400万ユーロ(約17億2,000万円)と言われていた。
今回の移籍金は、夏の移籍市場を想定したものであるだけに、単に移籍金の上昇だけで比較することはできない。契約残期間が(冬移籍の場合よりも)短くなったことを考慮すると、ざっくり計算しても(2000万ユーロ÷1400万ユーロ)×2=2.86倍になったと捉えることもできる。

ACミラン、インテルなど、夏の移籍市場での本田獲得に動いていると言われているビッグクラブは複数あるが、それらのクラブの思惑を大きく上回るハードルが設定されたことに間違いはなさそうだ。

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2013冬の移籍市場終了前夜

 1月29日、2012年シーズン限りで名古屋を退団したMF金崎夢生が、ニュルンベルクと移籍交渉をしているとドイツメディアに報じられた。そして、その報道から24時間も経過していない、1月30日、ニュルンベルクは金崎を獲得したと、クラブの公式HPで発表した。

 移籍市場もたけなわとなり、移籍交渉の報道から正式発表までの時間が、電光石火のごとく短くなってきている。

 大物外国人選手でも、今市場での移籍が目白押しだ。マンチェスター・シティのバロテッリは、ACミランとの交渉中だった。当初、マンチェスター・シティの提示額は3600万ユーロ(約44億円)と言われており、ACミラン側は99.9%バロテッリは来ないとしていた。しかし、急速かつ段階的ににマンチェスター・シティが歩み寄り、移籍金は成績によるボーナスを含めて2500万ユーロ(約30億5千万円)となり、合意したという。

 このように、売り手側クラブの大幅歩み寄りも見られている。

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清武インテルにアピールなったか!

ズィグナル・イドゥナ・パルク

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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ドルトムントのホームスタジアム:ズィグナル・イドゥナ・パルク

2013年1月25日(日本時間26日)、ブンデスリーガ1部のニュルンベルクに所属する清武 弘嗣は、ボルシアドルトムントのホームスタジアム、ズィグナル・イドゥナ・パルクでおこなわれたアウェー戦にフル出場した。

この試合には、清武獲得に動いているインテルミラノのスカウトが視察に訪れているという。「サッカー選手である以上、ビッグクラブでプレーしたいというのはあります」という清武は、インテルにアピールできただろうか。

この試合の清武のプレーを解剖してみることにする。

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MF扇原貴宏選手について考えてみた

長居スタジアム

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セレッソのホームスタジアムの大阪長居スタジアム

セレッソ大阪は1月24日、ロンドン五輪日本代表MF扇原貴宏との契約を更新したと発表した。

当サイトでは、昨年12月11日、扇原貴宏ニュルンベルク移籍かとしていたが、今回の契約更改により、冬の移籍はなくなった。

この記事では、今後の扇原の去就と、活躍について考えてみたい。

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