ザックジャパン待望の強力ワントップが成長を続けている。
1月27日、エールディビジ第20節、ハーフナー・マイクの何かが明らかに変わった。そのことを強く印象付けられた私は、『ハーフナー・マイク覚醒本物か!』で表し、その成長を追いかけてきた。
そして4月28日、エールディビジ第32節、ハーフナー・マイクの所属するフィテッセは、ホームでウィレムIIと対戦し、ハーフナー・マイクはトップ下で先発3-0とリードする後半15分までプレーした。結果は3-1でフィテッセが勝利した。
この試合で、1ゴール1アシストと勝利に貢献したハーフナー・マイクは、中田英寿、高原、香川に次ぐ4人目の欧州主要リーグのトップチームでのシーズン二桁得点を記録した。
更に、このシーズン10ゴール目よりも、二列目の選手の攻撃を引き出すプレーに見るべきものがあり、もはや、ザックジャパンのベンチを温める理由はなくなったと言っても良いレベルだ。
前半9分にパトリック・ファン・アーンホルトが左サイド深くをドリブルで侵入し、シュートを放つ。ボールは相手DFにブロックされるが、ゴール前にこぼれたところを、ハーフナーが寄せるDFをかわし、倒れこみながら左足で蹴り込み、先制点を挙げた。すでにその兆候は十分に見えていたのだが、高さだけでなく、マルチなストライカーであることへの確信を更に深めるシーンだ。
そして私は、次のアシストシーンからハーフナー・マイクのザックジャパンでのワントップ奪取の根拠を見出した。二列目に香川、本田、岡崎ら強力な布陣を配するザックジャパンにおいては、自らのゴール以上にポストプレーによる起点やアシストの意味が大きい筈だからだ。
それは、これだ。
後半開始直後、フィテッセは、
1)2)ハーフライン付近からロングボールにハーフナーが裏をねらうように走る
3)4)ハーフナーは反転し、フリーのマルコ・ファン・ヒンケルに柔らかいタッチでボールを落とす
5)6)スピードに乗ってボールを受けたマルコ・ファン・ヒンケルはドリブルでGKとの1対1に持ち込みゴールを決めた
ザックジャパンにおいても、ワントップがこのようなプレーをすれば、香川、本田、岡崎らの躍動を引き出すのは明らかだろう。
あくまでも客観的意見として述べるが、今ザックジャパンのワントップとして最も相応しい選手はハーフナー・マイクである。
これはエールディビジ30節の2ゴールのシーンだが、この動画の中のハーフナー・マイクの気迫を見れば、近く彼がザックジャパンのワントップを奪取することに異論を唱える方も少ない筈だ。
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194cmと長身なだけでなく、尻がマークについた相手の頭と同じ高さにある跳躍力から繰り出される高い打点のヘディングからのゴールを剛とするならば、浮き球のスルーパスを胸でトラップし抜け出すゴールは柔と言えるだろう。
このことをザッケローニはどう受け止めているのだろうか。
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