先んじて海外に旅立っている宮市、宇佐美、高木善朗らの『プラチナ世代』の一人、柴崎岳が、ポスト遠藤の呼び声も高く、今羽ばたこうとしている。
宮市、宇佐美、高木が欧州クラブで負傷や不調に苦しむ中、Jリーグ鹿島アントラーズ入団3年目の柴崎岳は、もはやチームの顔となる活躍を示している。
視野が広く、常にベテラン選手かと思わせるようなクールさでボールを捌くことができる。これが柴崎岳のストロングポイントであり、ザックジャパンの司令塔の要件を備えている。
今、私の目には、柴崎岳の加速は留まるところを知らないように映る。
Jリーグ第8節のアルビレックス新潟VS鹿島アントラーズの前半6分、中盤でパスを受けた柴崎岳は、相手選手を背負う形でかわし前を向きドリブル、GKが前に出ていると見るや、右足一閃、約35mのゴールを突き刺した。
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しかし、『・・・何度も打てるようなシュートではないし、・・・決まったのは、偶然という部分もある』と語るなど、柴崎が自己に求めているものはこんなものではないようだ。
昨年12月3日に行なわれたJリーグアウォーズでベストヤングプレーヤー賞を受賞した際にも、「この賞に値する選手はゼロ人。それは、自分も含めて」と言った。そこからは現状の自己への満足感は伺えない。
それは、世界を見ているからこその自己への評価に他ならない。
ミランのエル・シャーラウィやレアル・マドリードのバラン、サントスのネイマールなど、20歳前後の選手が世界のトップレベルで強烈な印象を残している。それと比べれば、柴崎自身はまだまだという自己評価だろう。
柴崎には、突出したスピードやパワーがある訳ではない。しかし、スキルやインテリジェンスそして運動量では十分に世界に通用するだろう。「止めて、蹴る、そして走る」その連続動作の質の高さから、バルセロナのシャビのプレースタイルに被る部分が多い。
柴崎岳は、今、最もザッケローニにアピールしている選手だ。私は、ザックジャパンを突き上げる選手として、代表招集も近いと見る。
昨年2月以来の代表招集は、ズバリ、東アジアカップとなり、その活躍により以降の代表合宿に定着すると予想する。
2013年5月3日追記
ザッケローニは3日、Jリーグ横浜M―鹿島戦を視察する。お目当ての選手の中に柴崎岳がいるのは明らかだろう。
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