カテゴリー別アーカイブ: 2014W杯アジア最終予選

ザックジャパン豪州を食え

豪州産牛肉

私の住む地域では、受験生の入学試験前夜、入学成就を祈念し、『とんかつ(勝つ)』を食べる験担ぎがある。
それは、ワールドカップアジア最終予選が始まった昨年6月に先んじて、ザッケローニが『よく準備した受験生が試験を迎える気分だ』と、自らの心境を受験生の気持ちに例えたこととある意味だぶってくる。

5月30日のブルガリア戦、フリーキックによる2失点と攻撃陣の不発により、私の中には一抹の不安が生まれた。カナダ戦、ヨルダン戦、そしてブルガリア戦と、ザックジャパンは3試合連続で相手フリーキックから失点している。しかも、ブルガリア戦に関しては2失点だ。そして、真の勝負となる6月4日のオーストラリアはブルガリアを上回る高さを持っている。

ザックジャパンにも危機感が広まっている。

今、それをカンフル剤にできるかが、勝負の分かれ目の一つになりそうだ。更に・・・

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6月4日ザックジャパンVSオーストラリア展望(その2)

昨日、ザックジャパンはオーストラリア戦の事前強化試合のブルガリ戦に臨んだ。ブルガリア戦の成果は『危機感』のみに示したように、戦術的に、技術的に、成果が得られたと言うには程遠い内容だった。

しかし、事前に明白な問題が炙り出されたことは悪くはない。

①FKからの失点 ②パスの精度を欠いた攻撃からチャンスを逃す

上記2点は、6月4日までに修正必須であり、ここ数日集中的に反復されるだろう。

しかしながら、パス精度を欠いた原因としては、オフザボールとオンザボールの動きの質や量以外に、スペースを生み出す選手が不在だったことにより、狭いスペースで戦わざるを得なかったという側面もおおいに影響していた。
そこで、ブルガリア戦は、やはり、本田が必要なことを再確認する試合となった。幸いに、本田は6月1日のCSKAモスクワの試合にスタメン出場することが確実なようで、前日合流であるものの、6月4日に出場可能なコンディションになってるようだ。

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ザックジャパンなぜに今3-4-3

6月4日、ザックジャパンがホームの埼玉スタジアムでワールドカップの出場権を取りに行くオーストラリア戦がおこなわれる。

その試合に先立つ5月30日、ブルガリア代表との国際親善試合に臨むザックジャパンは、28日の代表合宿3日目の冒頭公開練習で、練習生を1名加えたフィールドプレイヤー20人により、2チームの3-4-3システムのチームをつくりサイド攻撃などの確認をおこなった。
この日は、非公開練習でも3-4-3システムの確認を中心としたという情報もある。

公開練習での布陣は次のとおりだ。

【ビブスあり組】
    前田
 香川    清武

長友      内田
  遠藤  細貝

今野  栗原 練習生

【ビブスなし組】
  ハーフナー
 東     乾

駒野     酒井宏
  中村 長谷部

伊野波 高橋  吉田

双方のチームとも、正確に言うと3-4-3の亜種に当たる3-2-2-3だ。サイドMF(長友、内田、駒野、酒井宏樹が相当)が攻撃参加することにより、攻撃時の数的有利を作りやすい超攻撃的な布陣だ。一方ディフェンス面では、3名のDFが左右にスライドしたり、MFの一人が下がったりしながらバランスを保つ必要がある。

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5月30日ブルガリア戦6月4日オーストラリア戦招集メンバー

日本サッカー協会は、5月30日に豊田スタジアムでおこなわれるブルガリア戦と、6月4日に埼玉スタジアムでおこなわれるワールドカップ最終予選オーストラリア戦の招集メンバーを次のように発表した。

【GK】
川島永嗣(スタンダール)、西川周作(広島)、権田修一(FC東京)
【DF】
今野泰幸(G大阪)、伊野波雅彦(磐田)、駒野友一(磐田)、栗原勇蔵(横浜Fマリノス)、
長友佑人(インテル)、内田篤人(シャルケ)、吉田麻也(サウサンプトン)、
酒井高徳(シュツットガルト)、酒井宏樹(ハノーファー)
【MF】
遠藤保仁(G大阪)、長谷部誠(ボルフスブルク)、細貝萌(レバークーゼン)、
高橋秀人(FC東京)、中村憲剛(川崎)、本田圭佑(CSKAモスクワ)
【FW】
前田遼一(磐田)、岡崎慎司(シュツットガルト)、ハーフナー マイク(フィテッセ)、
乾貴士(フランクフルト)、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、
清武弘嗣(ニュルンベルク)、工藤壮人(柏)、東慶悟(FC東京)

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ワールドカップ出場いつ決めるの?『今でしょう』

6月4日、ザックジャパンは引き分け以上でワールドカップ2014の出場が決まる一戦を、埼玉スタジアムにオーストラリア代表を招いておこなう。

その試合に招集が予想される選手達が、各国リーグシーズンを終了し帰国する中、オーストラリア戦での決定を誓うメッセージを残している。

6月には15日からの(ワールドカップのプレ大会の位置付けの)コンフェデレーションズカップがおこなわれるが、ワールドカップの出場権を確保した上で、コンフェデレーションズカップ2013で世界の強豪と相まみえたいところだ。

「ワールドカップ出場いつ決めるの?『今でしょう』」。それは、恐らくザッケローニをはじめとする全てのメンバー共通の決意だろう。

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