私の住む地域では、受験生の入学試験前夜、入学成就を祈念し、『とんかつ(勝つ)』を食べる験担ぎがある。
それは、ワールドカップアジア最終予選が始まった昨年6月に先んじて、ザッケローニが『よく準備した受験生が試験を迎える気分だ』と、自らの心境を受験生の気持ちに例えたこととある意味だぶってくる。
5月30日のブルガリア戦、フリーキックによる2失点と攻撃陣の不発により、私の中には一抹の不安が生まれた。カナダ戦、ヨルダン戦、そしてブルガリア戦と、ザックジャパンは3試合連続で相手フリーキックから失点している。しかも、ブルガリア戦に関しては2失点だ。そして、真の勝負となる6月4日のオーストラリアはブルガリアを上回る高さを持っている。
ザックジャパンにも危機感が広まっている。
今、それをカンフル剤にできるかが、勝負の分かれ目の一つになりそうだ。更に・・・