6月4日ザックジャパンVSオーストラリア展望(その2)

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昨日、ザックジャパンはオーストラリア戦の事前強化試合のブルガリ戦に臨んだ。ブルガリア戦の成果は『危機感』のみに示したように、戦術的に、技術的に、成果が得られたと言うには程遠い内容だった。

しかし、事前に明白な問題が炙り出されたことは悪くはない。

①FKからの失点 ②パスの精度を欠いた攻撃からチャンスを逃す

上記2点は、6月4日までに修正必須であり、ここ数日集中的に反復されるだろう。

しかしながら、パス精度を欠いた原因としては、オフザボールとオンザボールの動きの質や量以外に、スペースを生み出す選手が不在だったことにより、狭いスペースで戦わざるを得なかったという側面もおおいに影響していた。
そこで、ブルガリア戦は、やはり、本田が必要なことを再確認する試合となった。幸いに、本田は6月1日のCSKAモスクワの試合にスタメン出場することが確実なようで、前日合流であるものの、6月4日に出場可能なコンディションになってるようだ。



ブルガリア戦の敗戦原因は、アクシデントに近い失点を負った中で、攻撃陣が零封されたことによる。香川のような優れた技術をもってしても、狭いスペースを使ういじょうは、相手に脅威を与えるプレーに繋がる確率は下がらざるを得ない。

オーストラリアの戦術はお決まりだ
6月4日の試合でも、オーストラリアがロングボールとフィジカルで活路を見出そうとすることは明白だ。更に、ブルガリア戦でのザックジャパンのFKからの2失点を見ているために、FKも磨いて来るだろう。
そのスタイルに対して、3バックも有効であるが、ザックジャパンはトップ下に本田を置いた4-2-3-1とするだろうから、吉田、今野、栗原らのDF陣の踏ん張りが勝負の分かれ目になる可能性が高い。

警戒すべきはブレッシアーノとなんと言ってもケーヒルだ
ブレッシアーノはオーストラリア代表で傑出した選手だ。唯一オーストラリア代表で創造性のあるプレーを展開し、相手に大きな脅威を与える。ザックジャパンのアウェーでおこなわれた第3節の1-1の結果は、実は、前半早々のブレッシアーノの負傷交代が大きく関与した結果だったと私は思っている。
ケーヒルは身長こそ高くはないが、類希な身体能力を誇り、ハイボールへの到達点が非常に高い。オーストラリア代表が、ザックジャパンの危険な地域にロングボールを放り込んでくるのは自明なだけに、ケーヒルは最も危険な選手だ。

本田は必須、それがブルガリア戦から学んだことの筈
オーストラリア戦は負ける訳にいかない真実の勝負の試合だ。その中で、本田が負傷明けだとか、長友が負傷明けだとか、本田、岡崎、酒井高徳が前日合流だという考えは無用だ。その考えのもとにスターティングメンバーを予想する。

FW:前田
OMF:香川  本田  岡崎
DMF:遠藤  長谷部
DF:長友  今野(栗原) 吉田 内田
GK:川島

FWは前田だ。本田の復帰により、ザックジャパンの二列目の攻撃が強力になるため、二列目を生かすプレーが最優先となることから、前田が適任だろう。
右OMFは、前日合流であるが岡崎だ。やはり、岡崎の抜群のポジショニングと裏を取る動きは必要だ。
左OMF香川、トップ下本田、左SB長友のトライアングル攻撃が久々に見られることは楽しみだ。本田が生み出すスペースで、香川の躍動を期待する。
今野(栗原)の部分は難しい。ザッケローニはオーストラリアの戦術を考慮し、栗原の強さを取るかもしれない。

6月4日のオーストラリア戦からは絶対に目が離せない。

【参考】6月4日ザックジャパンVSオーストラリア展望(その1)


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