カテゴリー別アーカイブ: 国際親善試合

ザックジャパン0-2セルビア、重苦しい結果

日本時間11日24:30~、ザックジャパンVSセルビア代表の親善試合がザックジャパンのアウェーでおこなわれた。

ザックジャパンは欧州の中堅国セルビアに0-2で敗れた。2010年、南アフリカワールドカップでベスト16の日本代表は、2014年にはそれ以上の結果を目標としているのは明らかだ。その目標への過程として、ブラジルワールドカップでは当然グループリーグ突破が求められる。
しかしながら、欧州の中堅国を相手に内容、結果ともに圧倒されての敗戦は、ワールドカップのグループリーグ突破に向けて重苦しい結果と言える。なぜなら、ワールドカップでグループリーグを戦う4チームには、格上の第一シード国と、1~2か国の中堅国が含まれ、グループリーグの2位までが決勝トーナメントに進む。即ち、中堅国から勝ち点を奪うことができるかどうかにより、グループリーグの突破が決まるのだ。

続きを読む

10月欧州遠征メンバーに見る新ザックジャパン構築展望

ザックジャパンは10月、11日のセルビア戦、15日のベラルーシ戦と、二つの欧州遠征試合に臨む。

3日、日本サッカー協会は、この二試合に向けた召集メンバーを発表した。メンバーは次のとおり。

【GK】
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
西川周作(サンフレッチェ広島)
権田修一(FC東京)

【DF】
今野泰幸(ガンバ大阪)
伊野波雅彦(ジュビロ磐田)
長友佑都(インテル・ミラノ)
森重真人(FC東京)
内田篤人(シャルケ04)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(ハノーバー96)
酒井高徳(VfBシュツットガルト)

【MF】
遠藤保仁(ガンバ大阪)
長谷部誠(1.FCニュルンベルク)
細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
本田圭佑(CSKAモスクワ)
山口蛍(セレッソ大阪)

【FW】
岡崎慎司(1.FSVマインツ)
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
清武弘嗣(1.FCニュルンベルク)
柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
齋藤学(横浜F・マリノス)
ハーフナー・マイク(SBVフィテッセ)
乾貴士(アイントラハト・フランクフルト)

続きを読む

ザックジャパン11/16オランダ戦決定

ザックジャパンは、10月11日のセルビア戦、10月15日のベラルーシ戦に続き、11月にも欧州遠征をおこなう。

11月16日に、ベルーギーの川島所属のスタンダールのホームか、ゲンクのホームスタジアムで、オランダ代表と対戦することが発表された。
オランダはFIFAランク9位、W杯準優勝2度の強豪だ。日本代表の対オランダの成績は、0勝2敗で、岡田武史監督時代の09年に敵地で初対戦し0―3の完敗。南アW杯1次リーグでも0―1と敗れている。いずれも完封される試合だった。

続きを読む

決めた香川、遠藤、本田。柿谷は不発(ザックジャパン3-1ガーナ)

9月10日、日産スタジアムにて、ザックジャパンVSガーナ代表の親善試合が行われた。全般的にザックジャパンの素早いプレスにガーナは手を焼き、ザックジャパンは57%のボールポゼッションで試合支配。更に4得点程度の上乗せも可能だった展開であったが、3-1と今年最後のホーム戦を勝利で飾ったことは大きいだろう。

しかし、今回のガーナはFWボアテング(シャルケ)、MFエシエン(チェルシー)らの中心選手を欠いており、2日の移動後の前日来日である。そのことから、今日の結果を双方の力関係と考えることは難しく、ザックジャパンには更なる成長が求められる。

ザックジャパンの成長には、2010年の本田がそうだったように、新戦力の台頭が大きな影響を与える。今のところのその候補の筆頭は、誰が見ても明らかにワントップの柿谷曜一朗だ。大迫、豊田らとワントップを争っている柿谷であるが、本田らとの連携面の向上、裏に抜け出す技術等、ライバルから一歩リードしている。柿谷に求められているものは、本田、香川、長友らの欧州組との絡みの中でのゴールという結果だけだろう。

続きを読む

ザックジャパン新戦力の序列(9月6日グアテマラ戦時点)

長居スタジアム

この画像はパブリックドメインとして著作権を放棄し提供されています
大阪長居スタジアム

キリンチャレンジカップ2013が6日に行われ、大阪長居スタジアムでザックジャパンとグアテマラ代表が対戦。ザックジャパンは、本田圭佑、工藤壮人、遠藤保仁が後半に得点し、3-0で6月11日イラク戦以来、実に8試合ぶりとなる完封勝利を収めた。

この試合では、ザックジャパンは前線からのプレスで追い込み、グアテマラからボールを奪い、攻撃につなげるシーンが目立つ、前半から大きなピンチを招くことは無く、ゲームを支配。ワントップで先発した大迫は、冴えた動きでボールを収め、グアテマラの脅威となった。積極的にシュートを放つが、最後の精度を欠き、前半はスコアレスとなった。
後半に入り大迫に代り柿谷、清武に代り本田が出場。トップ下に本田が入り、香川は左に回り、従来ポジションの4-2-3-1となった。そして後半5分、長友が左からクロス、ニアに詰めた柿谷が相手を引きつけると、ファーサイドからフリーで本田が頭で合わせ先制。後半20分すぎ、岡崎に代った工藤が、右からのショートコーナーを受けた長谷部のスルーパスを受けた香川からのクロスをつぶれながらゴールに押し込み2点目を奪った。後半31分、ゴール前でFKを得たザックジャパンは、遠藤が直接狙い、相手の壁に当たったボールはコースを変えながら、ゴール右に吸い込まれた。
試合を通じて、グアテマラの攻撃はザックジャパンのプレスにより事前に芽を摘まれた。ザックジャパンにピンチらしいピンチが訪れることはなかった。

続きを読む