カテゴリー別アーカイブ: 国際親善試合

ザックジャパンのW杯イヤー初戦いかに

2014年、ワールドカップイヤーの初戦は3月5日、ザックジャパン初の国立競技場でニュージランド代表とおこなわれた。

展開は、前半の中盤には4-0とザックジャパンが一方的に試合を運び、ワールドカップという大舞台を控えた試合としては緊迫感に欠ける懸念さえ漂うものだった。

しかし、その後試合は一転。

前半の中盤以降には、ニュージーランドが攻め込む展開が続き、ザックジャパンは2失点。4-2で辛くも勝利したものの、相変わらずの守備の課題を露呈したというのが現実だ。

この状況で、ワールドカップの強豪の攻撃陣にどう対峙していくのだろうか?

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ザックジャパン2013年を最高の結果で締めくくる

ボードゥアン国王競技場

ボードゥアン国王競技場
※この画像は、パブリックドメインとして知的財産権が放棄されています

サッカーの日本代表(世界ランク44位)は現地時間19日、ブリュッセルでベルギー代表(同5位)と国際親善試合で対戦。現ベルギー代表は、タレントの宝庫と言われており、ルカク(エバートン)、アザール(チェルシー)、フェライニ(マンチェスターU)など、プレミアリーグ所属のタレントを揃え、ベルギー史上最強との呼び声も高い。

ザックジャパンは欧州遠征中であり、その第一戦となるオランダ戦(16日)では0-2から追いつく2-2と善戦。第二戦のベルギー戦に欧州遠征での勝ち越しを賭けた。

欧州遠征の対戦国オランダ、ベルギーは、ともにワールドカップ欧州予選を無敗でグループ1位通過した強豪だ。ザックジャパンを含めた3チームともに、それぞれの思惑でワールドカップを視野に入れた親善試合であるが、ザックジャパンにとっては、ベルギー、オランダのような2強のいるグループリーグを突破するシミュレーションの場であった。

この日のベルギー戦では、15分に先制されるも、前半のうちに柿谷のヘディングで追いつき1-1。後半に入り、本田の右足で2-1、柿谷の絶妙な浮き球のパスから岡崎が裏に飛び込み3-1と突き放す。その後1点返されるが、3-2で勝利。世界ランキング5位から勝利を得た。

完全アウェーでの強豪からの勝利は、2014年に向ける更なるチームの成長とともに、ピークでワールドカップを迎えつつあることを予感させた。

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ザックジャパン2-2オランダ代表!ベルギー戦控える

11月16日、ザックジャパンはゲンク(ベルギー)でオランダ代表との親善試合をおこなった。前半、0-2とビハインドを負ったザックジャパンは、前半終了間際の44分反撃開始、1-2で折り返すとその後は試合を支配、後半15分には流れるような連動から同点ゴールを決め、2-2で引き分けた。

10月、東欧遠征にて、セルビア戦(0-2)、ベラルーシ戦(0-1)と、ワールドカップ予選を敗退した両チームに連敗。閉塞感が見られていた。

そのような状況のザックジャパンにとって、強豪オランダ(ザックジャパンのFIFAランキング44位に対し、オランダは8位)との対戦は、難しい一戦となることが予想された。(19日のベルギー戦も含めて、)大敗を喫すれば、ザック体制も揺らぎかねない危険な相手とのマッチメイクとなった。

◆試合展開
前半、2点のビハインドとなる。

オランダの先制点は、ザックジャパンの守備のイージーミスからのプレゼントだった。オランダのペナルティエリア付近へのロングボールを、内田が頭でGK西川にバックパスしたが、走り込んでいたファンデルファールトに一瞬先にボールをさらわれ、ループシュートを決められた。先制点をあげるべく、良い流れで試合を滑り出したチームにとって、痛すぎるミスだった。押していながら逆に失点という、嫌な流れになり、以降、オランダにペースを奪われる。
(【私的感想】『相も変らぬ、守備のミスによる失点。内田のこのプレーには、失望感を持たずにはいられないというのが正直なところだった。強豪相手にこのミスでは勝てない。』)

オランダは、ピッチを広く使うと同時に、縦へのスピードの緩急を使い分けて日本守備陣を翻弄。前半35分には、ファンデルファールトからのサイドチェンジのボールを右サイドでフリーで受けたロッベンがドリブルで内へ切り込み、鮮やかなミドルシュートを突き刺した。これで2-0。
(【私的感想】『あまりにも鮮やかすぎると映るゴールだったために、打つ手なしだったようにも思えたが、ブンデスリーガが多いザックジャパンとしては、判っていながら、ロッペンに得意なプレーをさせてしまった感が強い。この試合は0-5になるかも、と、最悪のシナリオが脳裏をよぎりだす。』)

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ザックジャパン、オランダ&ベルギーとアウェー対決

ザックジャパン(FIFAランキング44位)は、11月16日、オランダ(FIFAランキング8位)と、19日、ベルギー(FIFAランキング5位)と、悲壮な覚悟で茨のアウェー戦に臨む。

2014ワールドカップまで200日余りになった。ザックジャパンにとってのこれらの武者修行は、アウェーであること、FIFAランキング差をみても、勝利ということを目的としたならば明らかに高いハードルである。

しかしながら、ワールドカップを見据えれば、ザックジャパンの選手が求める物は内容のともなった勝利であることに疑いの余地はない。相手が強豪であればあるほど、戦い方によっては得る物が大きいこともある。いかにオランダ、ベルギー相手と言えども、ザック曰く『勝つことよりも内容』は本音とは言い難い。もし、本音なら代表監督の資格は無いだろう。

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ザックジャパン0-1ベラルーシ、本田の理想に程遠く

15日、ザックジャパンはアウェーでベラルーシ代表と対戦し、0-1で敗れた。11日のセルビア代表との試合(0-2)に続く敗戦で、東欧遠征で二連敗を喫した。

ベラルーシは、引いて強固なブロックを構成して守りを固め、攻撃はセットプレーとカウンターという徹底した戦術により、ザックジャパンに対峙した。一方のザックジャパンは、試合を支配する中で、細かなパス交換から中央を崩そうとする展開、しかしなかなかベラルーシDF陣を崩しきれずシュートに結びつかず、ボールロストからベラルーシの反撃を受け失点する。

ベラルーシはワールドカップ欧州予選I組で最下位となり、ワールドカップに出場できないチームだ。今の時期に、この相手に、この結果。本田が理想とするパスサッカーは(ブラジルワールドカップに)間に合うのだろうか。

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