ザックジャパン0-2セルビア、重苦しい結果

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日本時間11日24:30~、ザックジャパンVSセルビア代表の親善試合がザックジャパンのアウェーでおこなわれた。

ザックジャパンは欧州の中堅国セルビアに0-2で敗れた。2010年、南アフリカワールドカップでベスト16の日本代表は、2014年にはそれ以上の結果を目標としているのは明らかだ。その目標への過程として、ブラジルワールドカップでは当然グループリーグ突破が求められる。
しかしながら、欧州の中堅国を相手に内容、結果ともに圧倒されての敗戦は、ワールドカップのグループリーグ突破に向けて重苦しい結果と言える。なぜなら、ワールドカップでグループリーグを戦う4チームには、格上の第一シード国と、1~2か国の中堅国が含まれ、グループリーグの2位までが決勝トーナメントに進む。即ち、中堅国から勝ち点を奪うことができるかどうかにより、グループリーグの突破が決まるのだ。



前半試合は双方攻め手を欠き、退屈な展開となる。その中でも全体としてはザックジャパンがボールを支配するが、前線のオフザボールの動きが乏しく、遠藤がボールを保持してもスペースへのパスが生まれず、足元へのパスに終始し、攻撃のテンポが生まれなかった。全体的にパスミスが多く、パスを受けてもボールが落ち着かない。

前半31分、ゴール前で本田、長谷部、香川と細かいパスを繋ぎ、香川がエリア内で抜け出しシュートを放ったが、GKストイコビッチに阻まれた。これが唯一の得点を匂わせるシーンでは勝ち目は無かった。

後半14分、セルビアはFKからの流れでバスタがエリア内にドリブルで切り込むと、ゴール手前へシュート性のクロス。パスを受けたタディッチはこれを絶妙にトラップ、ワンタッチでゴール右に決め、先制ゴールを奪う。このシーンでは、タディッチについていた長谷部がボールに吸い寄せられ、タディッチのマークを外していた点、DF陣がボールウォッチャーになり棒立ちだった点を反省材料として忘れてはならないだろう。

後半アディショナルタイム。同点をめざし前がかりになったザックジャパンは、細貝のクロスを奪取されカウンターを浴びる。セルビアは3人の攻撃で試合を決める追加点をあげた。ザックジャパンの側面から見れば、アジア予選のヨルダン戦での失点パターンが修正されていない。

セルビアは硬い守備をベースにしたチームだ。マンCやチェルシーの選手に守りを固められると、柿谷も何もできなかったと言える試合だった。そして最後は少ないチャンスを生かす決定力の差が試合を決めた。

今の状況ではブラジルワールドカップの決勝トーナメント進出は危ういと言わざるを得ないだろう。奇しくもセルビアの先制点に関与した長谷部が言っているように、セルビア程度のチームは、ワールドカップにはたくさん出てくるのだ。

そして、来月には16日オランダ戦、19日ベルギー戦(予定)という、ともに欧州予選グループ1位でワールドカップ出場を決めた強豪国との対戦が控えている。もはや、策無くして大敗するようであれば、ザッケローニの去就にまで声が及ぶ状況と言える。


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