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清武弘嗣よ。それを俺は待っていた。

この記事には私感を多分に含み、清武に関する一般的な論調とは差異があるかもしれない。

清武は、2011年、翌年のロンドンオリンピックを目指すU22代表のゲームメイク/チャンスメイクの中核の選手であり、同チームの精神的支柱とも見える存在だった。

そしてそんな清武にザッケローニが白羽の矢を立て、2011年8月10日、札幌で行われたザックジャパンの日韓戦(『ザックジャパン最高の試合』)に清武を初招集した。
途中出場で代表初キャップを記録すると、その試合のザックジャパンの2点目、3点目をアシストしてみせた。ここのところのザックジャパンでは、初招集されても出場機会がない選手も多い、出場してもアシストやゴールを決めた選手は記憶の範囲ではいない。しかし、清武は初出場を果たしたばかりではなく、チームの2得点に絡んだのだ。
それは、私からすれば、まさに出色の出来であり、代表の次代を担う選手であるとの印象を強く焼き付けられるに十分な出来事だった。

しかし、ある時期から私は、そんな期待感を抱いている清武であるが故に、あることが引っかかってくるようになった。・・・

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清武弘嗣に見る『代表選手はたいへんだ』

ここのところの清武のドイツブンデスリーガ(ニュルンベルク)と日本代表の活躍を思い出すと、

【3月 8日ブンデスリーガ第25節】
先制点のゴールを決め、ニュルンベルク2-1アウクスブルクに貢献

【3月16日ブンデスリーガ第26節】
2アシスト、ニュルンベルク3-0シャルケ04に貢献

【3月26日ワールドカップ最終予選ヨルダン戦(アウェー・アンマン)】
決定機にパスを選択し、チャンスを潰す。日本代表1-2ヨルダン(ワールドカップ出場決定持ち越し)
私も、『なぜ(シュートを)打たない!!』とTVの前で叫びましたからね。
清武は、基本パスの人なのは判っているんですけどね。
それでもそうなりますよそりゃぁ。歓喜の結果を疑っていないファンにとってはね。

【3月31日ブンデスリーガ第27節】
1-2からのFKで同点ゴールをアシスト、ニュルンベルク2-2ヴォルフスブルクの勝ち点1に貢献

と、まぁ、クラブの3試合はほぼ申し分のない『貢献』なんですよ。
だけど、多くの日本のファンが見ているのはザックジャパンの試合なんですよね。
そこが、かわいそうというか、逆に言えば、代表選手が偉大なところなんでしょう。

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