サッカーの日本代表(世界ランク44位)は現地時間19日、ブリュッセルでベルギー代表(同5位)と国際親善試合で対戦。現ベルギー代表は、タレントの宝庫と言われており、ルカク(エバートン)、アザール(チェルシー)、フェライニ(マンチェスターU)など、プレミアリーグ所属のタレントを揃え、ベルギー史上最強との呼び声も高い。
ザックジャパンは欧州遠征中であり、その第一戦となるオランダ戦(16日)では0-2から追いつく2-2と善戦。第二戦のベルギー戦に欧州遠征での勝ち越しを賭けた。
欧州遠征の対戦国オランダ、ベルギーは、ともにワールドカップ欧州予選を無敗でグループ1位通過した強豪だ。ザックジャパンを含めた3チームともに、それぞれの思惑でワールドカップを視野に入れた親善試合であるが、ザックジャパンにとっては、ベルギー、オランダのような2強のいるグループリーグを突破するシミュレーションの場であった。
この日のベルギー戦では、15分に先制されるも、前半のうちに柿谷のヘディングで追いつき1-1。後半に入り、本田の右足で2-1、柿谷の絶妙な浮き球のパスから岡崎が裏に飛び込み3-1と突き放す。その後1点返されるが、3-2で勝利。世界ランキング5位から勝利を得た。
完全アウェーでの強豪からの勝利は、2014年に向ける更なるチームの成長とともに、ピークでワールドカップを迎えつつあることを予感させた。