明日キプロス代表戦ザックは何を試すのか

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明日5月27日19時30分、埼玉スタジアムにて、ザックジャパンはワールドカップ前の国内最終戦となる壮行試合で、キプロス代表との国際親善試合をおこなう。

通常、サッカーの試合では勝ち負けに興味が集中することが多い。しかし、ワールドカップというビッグイベントを直前に控えた国際親善試合を観戦する場合には、代表チームの指揮官が如何にワールドカップを戦う青写真を描き、そのためにこの親善試合をどのように活用するのかという点に興味が集中する。

些か僭越であるが、この記事では、『私がザッケローニならば、明日のキプロス戦でこれを試す』という志向で記す。



現状のファーストチョイスフォーメーションまず、少々あやふやな部分もあるが、現状のファーストチョイスと思われる布陣で、攻守の反復を兼ねてスタートしたい。

ワントップは特徴は異なるものの大迫と柿谷の優劣が殆どなく、Jリーグで不調の柿谷よりも大迫かな?という程度だ。ファーストチョイスの布陣と言いつつも、明確なワントップがいないところが今の代表の欠点だ。

二列目は左から香川、本田、岡崎の鉄板トリオで決まり。

21~24日までおこなわれた指宿合宿の様子を踏まえると、ボランチのファーストチョイスは遠藤、山口だろう。見たような顔ばかりが並ぶ布陣にあって、山口のみが比較的新鮮な顔と言える。

DF陣は左サイドバックは長友、右サイドバックは内田、センターバックの左に今野、右に吉田と、こちらも常連組で構成する。ただし、怪我明けの吉田、内田は時間限定必須だ。

長友が攻撃参加し、香川が中に入り、本田、長友、香川中心で左サイドから崩し、右から岡崎が詰めて決める攻撃パターンなど、これまでおこなってきた戦術の復習をおこなう。

大久保トップ下本田ワントップ
指宿合宿ではザックは大久保をトップ下で起用することを考えていたようだった。そこで大久保のトップ下をテストしたい。付随して本田がワントップに入る。

本田のワントップはフィジカル、決定力、技術の全てにおいて大迫、柿谷を上回り、自己で得点し、かつ二列目を生かすことができる。

俊敏な大久保と香川が頻繁にポジションチェンジし相手DFをかく乱することが可能になる。また、大久保、岡崎の二枚で常に裏を狙うことにより得点チャンスは大きく増える。

実のところ、私としてはこの布陣の方がファーストチョイスの布陣よりもベターではないかと考えている。大久保という攻撃的な駒が一枚増えるメリットと、本田という絶対的ワントップを据えるという点で、従来布陣の欠点を補強できるメリットがあるのではないだろうか(左サイドの守備を考えると、香川と大久保のポジションが逆ならベストだと思うが、指宿合宿の様子を見る限り、ザックの中にその構想は無いようだった)。

ボランチセカンドチョイスのテストその次は、青山と長谷部のボランチコンビを試したい。

遠藤のセカンドチョイスとして、青山がどこまでゲームを組み立てることができるかを見定める必要がある。

長谷部は、怪我復帰から間もないので、フィジカル確認がメインになる。

 

 

 

 

 

DF森重酒井宏のテスト

この試合に関しては、吉田、内田は時間限定必須なので、森重、酒井宏樹を交代出場させて試す。

森重は、ミスさえ無くせば今野を抑えてセンターバックのファーストチョイスとなる技術を持っている。全てを完璧にこなせるかが試される。

酒井宏樹は、怪我明けなので、フィジカルコンデションの確認がメインになる。

 

 

 

 

以上で、国際親善試合で可能な交代カードの6枚のうちの5枚を消費する。予定通りであれば、6枚目のカードとしてスーパーサブの齋藤学を(香川に代えて)入れる。

『大久保をトップ下で起用するならこうかな』という観点を起点として、(私ならこうするという)キプロス代表戦の選手起用の中で何を試すべきかを考えてみた。


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