本田圭佑ピッチ外でも強烈にザックジャパンに喝

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ザックジャパンが世界最速でワールドカップ2014の出場を決定したオーストラリア戦から一夜明けた翌日の5日、選手26名はさいたま市内でワールドカップ出場決定の報告会見をおこなった。

ゲームの中で圧倒的なキープ力を発揮し、ワールドカップ出場をたぐり寄せるプレッシャーのかかるPKを、ゴールのど真ん中に叩き込んだ本田が、ピッチの中だけでなく、外でもザックジャパンの『精神的支柱』ぶりを発揮した。

「今後の課題は?」の問に対し、

「あまりしゃべりたくないんですけど」と前置きしながら、

「シンプルに言えば『個』だと思う」と、勝負を決めるのはザクジャパンの得意とするチームワークではなく、個の力であることを強調。個の向上を求めた。

ここからが強烈なパーソナリティー発揮の始まりだった。



まさに異例の選手を指定しての『公開説教』だった。

(オーストラリア戦では川島が1対1のピンチを防いだことは、昨日の結果に貢献している。そこで、)
「川島選手がしっかり1対1を守ったところをさらに高めていく」

「岡崎選手や前田選手が決めるところをしっかり決める」

「ボランチの2人はどんなにプレッシャーがきても、必ず攻撃陣にパスを供給する」

・・・

特に印象的だったのは、今野に対しての言葉だった。
「ビッグクラブでプレーする人と一緒にやるのは楽しい」と話した4学年上で30歳の今野にも「憧れみたいにいわれても困るんでね。大先輩だから、どんどん言ってほしい」とバッサリ切り捨てた。
今野にとっても胸に響く言葉だったことだろう。オーストラリア戦の前日には、「(恐らく、本田、長友、香川らを指す)若い選手は本気で世界で勝とうとしている。こっちも必死で追いつく感じ」と発言していた今野であるが、その思いをいっそう強固にしたことだろう。この事件?は、きっと今後の活躍に繋がる。

現状のザックジャパンのストロングポイントは、チームワークだ。しかしそれだけでは世界では戦えないことは、オーストラリアとの1-1の結果や、ワールドカップ予選突破の産みの苦しみを味わったことが証明している。チームワークの中で、全員が『俺が俺が』というパーソナリティを備えることが必要だと、本田は言いたかったように思える。

本田は、『目標はワールドカップ優勝』と公言していることに対し、少しもぶれない言葉をくり返している。そして、間もなく迎えるコンフェデレーションズカップ2013についても、「グループリーグ最弱と思っているでしょうが、僕たちはすべてを驚かせて見せます」と注目の発言をおこなっている。

本田は『持ってる』そう言われているが、ここまでの影響力があるとは筆者も考えていなかった。それは、本田の欠場が即ちザックジャパンの致命傷に繋がるという、ザックジャパンのアキレス腱の側面も呈している。しかし、本田は、『全員』が個を高める必要があるという指摘をしている。そこには、いつ何時だれが欠場するかわからない現状にあって、ザックジャパンへの愛も感じることができる。

まずは6月11日のイラク戦、そして6月15日~のコンフェデレーションズカップ2013が大注目だ。また、10月の欧州遠征までの対戦相手が日本サッカー協会から発表されたので、詳細は日程・結果・通算成績を参照されたい。


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