ザッケローニは、最終予選前、『よく準備した受験生が、明日入学試験を受けるような心境だ』と語った。
奇しくも桜咲き乱れる季節3月26日、引き分け以上でワールドカップの出場に大手をかけたザックジャパンは、アウェーの地アンマンにてヨルダンとの一戦に臨んだ。しかし、本田、長友不在のザックジャパンは、同点機に職人遠藤がPKを外すなど、ショッキングな内容で、1-2とよもやの敗戦を喫した。
迎えた本日(6月4日)、ザックジャパンは再び引き分け以上でワールドカップに大手をかけた一戦をホームの埼玉スタジアムで迎え、強敵オーストラリア代表と戦った。
互に引くことのできない厳しい展開は、一進一退となったが、ホームの大観衆の怒涛の声援に背中を押されたザックジャパンが、サポーターと共にワールドカップ出場決定に酔いしれる結果となった。二月遅れでザックジャパンに『桜咲く』の電報が届いた。
メンタルとメンタルのぶつかり合いだった
3月26日のワールドカップ予選ヨルダン戦に敗れ、更に5月30日のブルガリアとの親善試合にも0-2と苦敗を喫し、世界と戦う上では、メンタル的な『ゆるみ』を修正することが必須なザックジャパン。
一方、埼玉で勝利以外の結果の場合には、ワールドカップ出場にイエロー信号が灯るオーストラリア。
試合開始から本田がボールを収め、香川、岡崎らとのパス交換から、ザックジャパンがオーストラリアゴールを脅かし、遠藤もミドルシュートで畳み掛けた。後半になると、ザックジャパンには強いゴールの匂いが漂ってきた。
しかし、後半36分、先制したのはオーストラリアだった。明らかにコントロールミスとわかる左からのクロスが、アンラッキーにもそのまま日本ゴールを割ってしまう。残り時間からして苦しい展開となった。
そして迎えたロスタイム、ペナルティエリアのハンドで得たPK。ワールドカップのかかったプレッシャーを跳ね除けたのはやはり本田だった。1-1の引き分けで予選B組の2位以上が確定し、ザックジャパンはワールドカップ2014の出場権を自力で獲得した。
世界への切符を手にしたザックジャパン
ワールドカップ最終予選の5戦目までを4勝1分と圧倒的独走していたザックジャパンであるが、続くワールドカップ予選のヨルダン戦に敗れ、ブルガリアとの親善試合も完敗するという連敗。心の隙が生じ、ワールドカップ出場決定の産みの苦しみを味わう結果となった。
最後には、本田、長友の復帰に救われた形になったことは、選手層という部分では大手を振って喜べないのも事実だ。
世界で戦うからには、新たな問題に突き当たるだろう。今、結果として予選全体を勝利したことに酔うよりも、次なる進歩を開始しなければならない。
この道はどこまで続く?
【追記】日本時間22:00からおこなわれたオマーンVSイラクはオマーンが1-0で勝利した。それにより、ザックジャパンの勝ち点14に及ぶチームがなくなり、最終予選のB組1位通過が決定した。
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