アジア3次予選第三節・vsタジキスタン
2011年10月11日、ザックジャパンは埼玉スタジアムでワールドカップ2014アジア3次予選の第三節となるタジキスタン戦に臨んだ。
本田不在を模索する中、トップ下起用の中村憲剛の活躍もあり、ザックジャパンが8-0と大勝し、弾みを付けた試合だ。その8得点を回想する。
【1点目】
1)右に流れた中村憲剛から駒野へパス
2)駒野が中村憲剛からのパスをダイレクトで走り込んだハーフナーへどんぴしゃのクロス
3)相手DFは、ハーフナーに対応できていない。走り込んだハーフナーは楽々空中戦を制す
4)一人のDFがハーフナーに競ってきたが、DFの頭はハーフナーの胸のあたりだ
5)GK反応しきれず、ゴール左に決まる
このゴールは、ハーフナー・マイクの嬉しい代表初ゴールとなった。
【2点目】
6)オーバーラップしていた駒野から、中央寄りの中村憲剛にパス
7)中村憲剛はハーフナーにパス
8)ハーフナーは、二人の相手選手を引きつけてパスをスルー
9)岡崎がフリーで抜け出す
10)岡崎は三人の相手選手の必死のスライディングを掻い潜りシュート
11)ゴール左上に決める
岡崎のフリーを引き出したハーフナーのスルーが光る。この時点では、ハーフナーについては意外と器用だという印象を持った。代表初ゴールをあげただけに気分的に乗っていたのかもしれないが、こういった面を常に出していって欲しい。
何人スライディングしてきても、決めきる岡崎は立派だ。
【3点目】
12)駒野がハーフナーにふわりと浮かせたパス
13)ハーフナーはヘッドで落とす
14)15)中村憲剛が反応し、シュート
15)16)シュートはGKにセーブされボールがこぼれる
17)18)19)駒野が走り込み、地を這うような強烈なミドルシュートが決まる
ここでもハーフナーはヘッドでフリースペースにボールを落とす良い仕事をした。常にこのような仕事ができれば代表での起用も増えるのだが。
【4点目】
20)21)ペナルティエリアに走り込む香川を見ると、中村憲剛はスルーパスを送る
22)23)香川は、右足アウトサイドに引っ掛けるような技ありシュート。チームの4点目をあげる
中村憲剛と香川の技術の高さが生んだ得点だ。
【5点目】
24)駒野がクロスを供給
25)26)ハーフナーが走り込み競り合いを制する
27)ゴール右に5点目が決まる
1点目と同様に、走り込んで合わせるような絶好な位置にクロスボールが落ちてきた。走り込んでいれば、194cmのハーフナーが空中戦で負けることはまずないだろう。
【6点目】
28)左サイドの長友から中村憲剛に距離の割には強いパス
29)30)中村憲剛は、ワンタッチで前に行く絶妙なトラップ
31)相手DFに対応する時間を与えずにシュート、6点目がゴール右に決まる
この得点は長友にとってイメージどおりのものだっただろう。そして中村憲剛はそのイメージどおりに動いた。二人の意思が一致した得点だった。
【7点目】
32)33)形としては香川のシュートがそのまま決まった。32)の岡崎や李のポジションを見る限り、直接狙う状況ではなく、ミスキックだっただろう。香川はこのゴールの後、苦笑いしている姿が見られた。
【8点目】
34)ペナルティエリア左の中村憲剛がファーザドにふわりと浮かせる
35)フリーの岡崎が海老反りながらジャンプ
36)8点目がゴール右上に決まる。最後まで相手DFは競ってきていない
ザックジャパンが好きなように攻めた試合だった。タジキスタンは攻撃の主力選手を招集せずに、守備重視のチームでやってきたが、その守備は全く通じなかった。
この試合が実質的なデビュー戦となったハーフナー・マイクは、高さで代表初ゴールを含む2得点と、ザックジャパンの新たなオプションの可能性を示した。
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