レアル・マドリードが長友をリストアップ:その根拠

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レアル・マドリードが、インテルDF長友佑都の獲得に興味を示しているとスペインメデイアが報じているようだ。

今シーズン終了後に、DFファビオ・コエントランが退団する可能性が高いために、チェルシーのイングランド代表DFアシュリー・コールあるいは長友の獲得に動く可能性がある。
コールは、シーズン終了時でチェルシーとの契約が終了し、フリーの移籍が可能となることから、第一候補と思われるが、コールを欲するクラブは多い。更に、確度は不明ながら、コールはチェルシーとの間で契約延長に合意したと、英国メディアで報じられているようだ。コールとの交渉状況次第では、長友に白羽の矢が立つことも有りうる状況だ。

私は、レアルが長友をリストアップしたことを、まぎれもない事実であると見ている。そして、そこにはいくつかの根拠がある。




根拠①

レアル・マドリードは、バルセロナやマンチェスターユナイテッドなどと並び、トップクラブの中でも特別なクラブだ。

そのクラブでプレーするには、世界屈指のクオリティを持った選手であることが求められる。

セリAやブンデスリーガには長友に匹敵するSBは皆無だ。世界を見渡すと、バルサのダニエル・アウベスか長友だろう。

長友の持ち味は、なんと言っても、無尽蔵のスタミナとスピードだ。そしてそれは、相手が苦しい時間帯になって威力を発揮する。延長後半にアジアチャンピオンを決めるゴールをアシストしたAFCアジアカップ決勝などはその代表的な例だ。

ザッケローニも敵味方共に疲れが見えた時間帯に、長友をサイドハーフとし、攻撃の核とする戦術を採用しているように、苦しい局面を打開できるのが長友なのだ。

レアルの究極のライバルはバルサだろう。バルサにダニエル・アウベスがいるからには、レアルが長友に興味を持つのは当然の流れだ。

根拠②

インテルは、1月5日に長友との2016年6月までの契約延長を発表したばかりだ。このことから、通常であれば、インテルが他からの交渉に応じるとは考えにくい。

しかし、サッカー選手の移籍はクラブにとってはビジネスだ。レアルとしても金額面の合意があれば獲得も可能、と考えるのは当然だ。

加えて、インテル・ミラノが財政難であるのは、他のセリエAクラブ同様である。ACミランも夏に本田の低額獲得を狙っているように、これはセリエA全体に襲いかかっている問題だ。
インテルからの減額オファーに応じず、出場機会を失っていたスナイデルは、トルコリーグへの移籍が1月20日発表されている。金額次第で、どんな選手が対象であっても、(移籍交渉への)テーブルに座る準備がインテルにはできている状況だ。

総論

レアルがテーブルに座るには、20~30億円程の移籍金を用意しなければならないかもしれない。しかし、私はそれでも安いと思う。なにせ、長友はダニエル・アウベスを除けば世界一のSBなのだから。
レアルが長友をリストアップしていることは間違いないだろう。ただ、インテルには、長友の代わりの戦力を準備する必要が出てくるために、すぐに交渉に発展するかというと疑問の余地があるのは事実であるものの、冬の移籍市場が閉まる今月末までは、何が起きても不思議ではない。

仮に、これが噂であったにせよ、長友という選手が世界トップの選手となったことを裏付けるものとなるだろう。

2013.01.23追記
スペイン紙『ムンド・デポルティボ』によると、
長友は、「移籍の噂は名誉なことだ」とし、喜びながらも「今はセリエAでのパフォーマンスのことだけを考えている。セリエAに集中したい」と、インテル残留を強調したようだ。

2013.02.09追記
7日付の英紙デーリー・エクスプレス(電子版)は「マンチェスターユナイテッドは、レアルマドリードのライバルになる。」とし、マンチェスターユナイテッドが長友の獲得に興味を示していると報じた。同時に、レアルマドリードの獲得意思も消えていないことを示唆し、争奪戦の様相かと伝えている。
イタリア、ドイツでも同様な報道がなされており、イタリアでは、マンチェスターシティの名前もあがっているという。


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