国際親善試合日本代表vsベトナム代表
2011年10月7日、ザックジャパンはホームズスタジアム神戸にて、11日に行われるワールドカップアジア3次予選第3節タジキスタン戦の前哨戦となるベトナム代表との国際親善試合をおこなった。
相変わらず、ザックジャパンは本田不在に苦しんでいた。前半は、3-4-3システムを試した。後半になると、システムは4-2-3-1に戻し、トップ下に中村憲剛を入れた。つまり、システムと選手の両面で、本田不在のチームを探ることが目的だった試合だ。結果は1-0でザックジャパンが勝利した。
①ピッチ中央付近でボールを奪った香川から長谷部にパス
②長谷部がドリブルで持ち上がり、香川は一旦外に開く
③香川と藤本が一気にスピードアップする。一人の相手DFが長谷部にプレスに来るが、長谷部は藤本にスピードを生かしたパスを供給
④藤本はDFを振り切る。同時に李はややファーサイドに進路を変えてペナルティエリアに侵入、香川は李を追い越すように中に入り相手DFを引き付ける
⑤藤本のクロスにフリーの李が反応し、ニアサイド方向に走る
⑥相手守備は崩壊、李は落ち着いて右足インサイドでダイレクトに決めた
ベトナムがザックジャパンのスピードアップについて行けなかった得点だ。この得点でも李のフリーを引き出した香川の動きが光る。
得点シーンを見れば内容は素晴らしいが、この試合全体としては、ベトナム相手に1得点と、今後に課題を残した試合であったことを付け加えておかねばなるまい。
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