ザッケローニ新戦力をリストアップ(2/6ラトビア戦)

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故郷で休暇を過ごしながらも代表の強化を見据えるザッケローニ

アルベルト・ザッケローニ監督が、2013年の初陣となる2月6日のラトビア戦(兵庫ホームズスタジアム)に向けて、新戦力をリストアップしていることがわかった。

ザッケローニが新戦力として期待し、ラトビア戦の招集メンバーに加えるとされているのは、MF扇原貴宏(21)=C大阪、MF青山敏弘(26)=広島、MF大津祐樹(22)=VVVフェンロ、FW豊田陽平(27)=鳥栖=の4人だ。

ザッケローニは故郷のイタリアで休暇を過ごしているが、心は代表の強化の一点にあるようだ。
この記事では、リストアップされたという、扇原、青山、大津、豊田の4選手についてまとめてみたい。



ロンドンオリンピックのベスト4の原動力となった扇原

扇原は、セレッソのレヴィー・クルピ監督をもってして「タカは将来のセレッソを背負って立つ存在になる」と言わしめる選手だ。1メートル84、72キロの恵まれた体格であり、更に貴重なレフティだ。
主なポジションはボランチであるが、レフティであることから、ザックジャパンでは、遠藤が不動の地位を築いている左ボランチに適正があるだろう。
左中盤の深い位置から繰り出される長短かつ硬軟を織り交ぜたパスの質は高く、特にクサビとなる縦パスは正確無比ゆえに味方の攻撃のスイッチを入れる役目を果たす。という具合に、プレースタイルも遠藤に通じる。
性格は熱くなりやすい面が見て取れる。U22のロンドンオリンピック最終予選では、扇原に接触した相手選手に、扇原はにわかに険しくなる表情で、「ゴルァ!」「ボケッ!」と2回口を動かしているように見えた。両目を見開き、眉間にしわを寄せながら一歩、二歩と歩み寄る扇原のオーラに怯んだのか、関西弁が通じる筈もない相手選手は後ずさりしていた。
こういった性格は、良い方向に活かせば大きな武器になるが、マイナスにならないようにしたい。

精度の高いキックで広島をJ1優勝に導いた青山

主にボランチとしてプレーする。運動量豊富で危機察知能力に優れ、献身的な守備でピンチの芽を摘む。攻守の切り替えも早く、思い切りのいい判断から繰り出される正確なロングフィードですぐさま攻撃を組み立てることもできる。

つい先日行われたクラブワールドカップのオークランド戦では、30mの無回転弾を決め、そのキック力を証明して見せた。

ロンドンオリンピックで勝負強さを見せた大津

大津は、ロンドンオリンピックのスペイン戦の決勝ゴールやメキシコとの準決勝で先制ゴールを挙げるなど、勝負強さで一躍注目された選手だ。最終予選でも、清武,原口がA代表招集となり不在だった苦しい試合で得点し、オリンピック代表の窮地を救った。トップスピードや瞬発力の高さ、トリッキーなドリブルやパスが魅力で、突破を試みる際の、スペースの認知、スペースへのボールコントロールのうまさがあるのに加え、守備でも献身的に動き回る。

ロンドンオリンピックグループリーグ・vsスペイン決勝点

J1得点ランキング2位の豊田

2011年には23得点を挙げ、J2得点王に輝いた。そして今季は序盤こそJ1のプレッシャーの厳しさに苦しんだものの、夏場以降ゴールラッシュを披露。9~11月の3カ月間で11点を固め取りし、気がつけば今季19得点と、得点王佐藤の22点に迫っていた。このことは注目に値する。

185㎝という恵まれた体の豊田は、抜群の身体能力を誇り、高さも強さも兼ね備えている。しかし、その潜在能力の高さが生かされるチームになかなか出会うことが無く、名古屋グランパス、モンテディオ山形、京都サンガと渡り歩き、浮き沈みのあるキャリアを強いられ現在のサガン鳥栖に至っている。

現在のザックジャパンは、本田のフィジカルを中心としたチームだと思うが、もう一枚フィジカルの強い選手が前線に加わることにより、より香川も生きてくる(=ドルトムント香川の再現)という相乗効果が狙えるのではないか。紆余曲折を繰り返してきた豊田であるが、そういう意味で、ザックジャパンへの適正を持っている選手だ。

豊田2ゴールサガン鳥栖vs浦和レッズ

リストアップから思うこと

扇原(左ボランチ候補),青山(右ボランチ候補), 豊田(ワントップ候補)と明確な人選だ。特に豊田は、数戦を経て前田との交代も有り得る刺激的な選択と言える。まずは、ラトビア戦でチャンスをものにできるかが試される。しかし、大津に関しては、ザックジャパンでキャラがだぶる選手は岡崎しかいない。岡崎に関しては、現在のパフォーマンスや年齢的問題は見当たらず、大津を呼ぶことには若干の疑問がある。ザッケローニは、最近クラブで岡崎が故障気味なことを気にしているのだろうか?

このvsラトビアの親善試合は、東アジアカップと同様に新たな選手の発掘の場となる。ザックジャパンの更なる成長を予感させる選手の台頭の場に立ち会うことも、また非常な楽しみの一つだ。


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