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両雄並び立たせる!(その3:本田と香川の特徴)

今回は、本田と香川の特徴を比較し、二人の使い方がどうあるべきかを考えてみたい。

二人のスーパープレー集の動画を見つけた。これをじっくり見ると非常に参考になる。

まずは、本田だ。
第一に挙げられるのは、強靭なフィジカルとずば抜けたキープ力だろう。高い位置でボールをキープし、味方の走り込むスペースを造りだし、ラストパスを送るシーンを良く見かけ、チャンスメーク力に優れる。ディフェンス面に関しても、本田を高い位置に置くことにより、万が一ボールロストしても、その位置が高いので危険が小さくなる。これらのことから、ザッケローニはこれまで本田をトップ下で重用してきた。
決定力も高く、第6節までのアジア最終予選では、遠藤や長友などのチャンスメイクから、4得点を挙げている。また、味方をおとりにしたシュートも得意としている。
次の動画は、2011~12シーズンのCSKAモスクワでプレイする本田である。まるで弾丸のようなシュートを放ち、絶妙なパスを通す本田のプレイが収められている。

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両雄並び立たせる!(その2:心の動き)

苦悩する本田(最終予選第6節オマーン戦)

その1では、本田,香川の両雄を並び立たせることが、ワールドカップ本番に向けてのザックジャパンの目指すべき方向性だということを述べた。

その2では、本田,と香川のライバル関係やチームとして成果を上げるための葛藤といった心の動きを示す情報を紹介し、(いささか信憑性には不安を持つものの)彼らの心の動きから、二人の関係がどうなって行くのかを推察したい。尚、この記事の内容の真偽の程の判断は、懸命な訪問者の皆様にお任せしたい。

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両雄並び立たせる!(その1)

ワールドカップ最終予選も第6節を終了し、ザックジャパンは5試合を消化した。
ホーム3戦全勝、アウェー2戦1勝1分の勝ち点13でB組首位を独走し、2位以下が勝ち点4~5というこの上ない状況だ。次戦で決めに行く方針のようなので、次の勝ち点3で自力出場を決める可能性は5割を超えると見るし、2位以下の4チームがつぶし合いをするのは明らかであり、実体は、次戦に勝つどころか、残り3戦を全敗してもおそらく最終予選は突破できるだろう。ネットで発言することには慎重さを要すると肝に銘ずる私をもってしても、もはやザックジャパンの2014ワールドカップ出場は明らかだ。

こんな時期であるが故に私はこの記事を投じたいと思った。フランス, ブラジルといった強豪と対戦し、課題を見極めた上で、ワールドカップ最終予選の突破が確実な今、ザックジャパンのありかたを問うには最適な時期だと思うからだ。

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