マンUが香川色に染まる片鱗

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プレミアリーグ第34節が22日に行われ、香川真司の所属するマンチェスターユナイテッドは、ホームのオールド・トラフォードにアストン・ヴィラを迎え、ファン・ペルシーのハットトリックで3-0で勝利し、プレミアリーグ優勝を成し遂げた。

この試合で、香川はファン・ペールシーの3得点目の起点となるスルーパスをギグスに通し、勝利に貢献、フル出場を果たした。

この試合の香川の各誌評価はまずまずといったところで、ファン・ペールシーの10点満点と比較すれば7程度と、数値上は取り立てるものではないだろう。
しかし、このトップ下でのフル出場は、ファーガソンからの信頼を更に深めたことを示すものであり、マンチェスター・ユナイテッドの攻撃の中心を香川に任せていく流れが現れている。

3月2日のノーウィッチ・シティ戦(4-0)では、香川はハットトリックを決めた。しかし、今の香川の存在感に繋がったのはこの試合ではない。



圧倒的なクオリティを見せた4月17日のウェストハム戦(2−2)がそれだ。ファン・ペルシーとの連係で左サイドを崩し、見事なドリブルで相手を振り切ると簡単にゴールできるラストパスを供給、アシストを決めた。更に、巧みなボールタッチからここしかないピンポイントのタイミングでシュートを放ち、ゴールポストに嫌われるも、ファン・ペルシーのゴールに繋がった。

この試合では、香川よりもルーニーの方が先に交代になったが、その理由を説明するファーガソンの言葉に、香川の存在感が示されている。

「今のシンジはとても効果的だ。彼はボールを持てば非常に落ち着いており、常に気が利いたパスを選択できる。先制ゴールの動きは素晴らしかった。ルーニーを先に交代させた理由は簡単だ。彼はシンジほどうまくプレーできていなかった。通常、ルーニーはほかの大半の選手より良いプレーをしているのだが、あの夜はシンジの方が良かった」と。

そしてマンチェスター・ユナイテッドがリーグ優勝を決めた今第34節、アストン・ヴィラ戦。『インデペンデント』のイアン・ハーバート記者は、「日本人プレーヤーの“遅れてきた活躍”は、この春のオールド・トラフォードでひとつの話題だ。この夜も、彼は巧みで正確、そして知的なパス交換を披露した。そのベストが、ファン・ペルシーの3点目で、左のギグスを走らせたパスだった」と香川を賞賛した。

最近の香川の活躍で、各誌こぞって『来季は期待できる』としているが、それは以前からファーガソンが発言していることであり、その引用だろう。
『巧みで正確、知的なプレー』それこそが香川の色だ。その色にマンチェスター・ユナイテッドを染めることこそが名将ファーガソンの思惑であると思えてならない。


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