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3月26日に、ワールドカップ出場決定をかけた最終予選ヨルダン戦がアンマンでおこなわれた。
その試合でザックジャパンは1-2で敗れ、ワールドカップ出場決定を6月4日のオーストラリア戦に持ち越した。

3月の特徴としては、ワントップの豊田への得票増加に代表されるように、『得点力不足の解消』に向けた新たな戦力への期待が現れている。

ヨルダン戦は、本田の負傷欠場により、香川がトップ下を務めたが、世界が認める技術の香川をもってしても、一朝一夕にチームとして本田の穴を埋める程に機能することはならなかった。
その結果により、本田の穴が大きいことを示す結果となった。

尚、引き続きザックジャパン総選挙(4-2-3-1の場合)で投票を受け付けている。より多くの方の声を反映させた結果が欲しく、協力を得たい。

以降、詳細データを見てみる。

豊田の2位に急浮上は新戦力台頭願望の現れ

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
前田	9	11	15	25																60
豊田	－	2	0	15																17
佐藤寿人	4	2	1	5																12
本田	4	0	1	3																8
ハーフナー	1	0	3	3																7
指宿	1	1	0	1																3
李忠成	0	0	0	1																1
計	19	16	20	53																108

豊田は、30日のJリーグ磐田戦でのハットトリックを含め4試合で6得点を挙げ、Jリーグ得点ランキングのトップに立っている。以前から、高さと強さが注目されている同選手に数字がともなってきているだけに、期待が膨らんでいる。
前田は、Jリーグでも好調とは言い難く、ヨルダン戦では決定機を外し、ヒーローとなるチャンスを逃すなど、アピールできていないが、これまでの代表実績を評価されている結果だ。
逆に、ハーフナー・マイクは、オランダのエールディビジでここのところ6試合で4ゴール2アシストと好調であり、ヨルダン戦に先立つ親善試合のカナダ戦で決勝点をマークしているが、これまでの代表での負の遺産を払拭しきれていない結果だ。
次の代表招集(5月末～6月の合宿）には、豊田が含まれる可能性があると考えられる。

代表の左MFは香川、となりつつある

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
香川	5	5	11	27																48
乾	5	4	12	18																39
清武	3	5	1	2																11
岡崎	1	0	1	3																5
宮市	0	0	0	2																2
宇佐美	0	0	1	0																1
長友	0	0	1	0																1
原口	0	0	0	1																1
計	14	14	27	53																108

乾の積極的なシュート姿勢は大いに評価されているが、香川の決定力には及ばなかった。尚且つ、トップ下本田論が増した中で、香川の代表での位置を左MFとする見方が増えた結果だろう。

本田の穴大きかった。本田トップ下論大きく盛り上がる

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
本田	8	10	20	40																78
香川	7	5	5	12																29
中村憲剛	0	0	2	0																2
計	15	15	27	52																109

3月は、ヨルダン戦、カナダ戦を通じ、本田のトップ下での存在が大きいことが証明された。トップ下でこそ輝くと言われる香川も、代表では本田のトップ下程には一朝一夕に機能せず、サッカーがチームプレー競技であることを改めて感じさせられた。

右MF岡崎はザックジャパン最大の得点源

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
岡崎	5	10	31	37																83
清武	8	2	0	10																20
宮市	1	1	0	1																3
本田	0	1	1	0																2
宇佐美	0	0	0	1																1
計	14	14	32	49																109

岡崎の裏に抜け出す個性は、代表にぴったりと嵌っている。クラブでの求められるプレーの違いから、出場機会の減少や、不調が報じられているが、余程のコンディション不良でもない限り、代表得点王の地位は揺るがない。

遠藤、長谷部のツーボランチ揺るがず

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
遠藤	7	9	20	36																72
長谷部	7	9	17	30																63
細貝	2	2	1	8																13
柴崎岳	2	2	0	6																10
本田	1	3	2	2																8
扇原	3	2	0	2																7
高橋	1	2	1	1																5
山口蛍	1	2	0	2																5
計	14	20	23	58																105

遠藤、長谷部のツーボランチは揺るがない。守備面を考慮した票が細貝に入ったようだ。柴崎岳への台頭の期待もあることが伺える。

本田同様、長友の穴大きかった

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
長友	12	17	23	42																94
酒井高徳	2	1	0	1																4
駒野	0	0	0	1																1
計	14	18	23	44																99

ヨルダン戦の敗戦は、不在だった長友の存在の大きさを改めて示した。代わった酒井高徳の活躍が期待されたが、攻守に長友には及ばなかった。

ウッチーの票数はすごい

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
内田	14	27	44	59																144
酒井弘樹	2	0	2	1																5
駒野	1	0	0	3																4
酒井高徳	0	0	0	3																3
計	17	27	46	66																156

内田のここまでの144票は圧倒的人気を示す。プレーでも、ブンデスリーガMVPに輝き、CLでもアシストを記録するなど実力を示している。シャルケというブンデスリーガの強豪でレギュラーを張っている自信が大きいだろう。

センターバック吉田,今野の差がやや開く

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
吉田	14	10	19	40																83
今野	10	14	18	31																73
栗原	3	1	1	10																15
鈴木	－	1	1	4																6
伊野波	0	2	1	0																3
水元	2	1	0	0																3
計	16	21	23	49																109

今野は、ガンバ大阪のJ2での苦戦と、代表のドーハ合宿の一時離脱の負のイメージがあったか、吉田との票の差が少し開いた。代わって、栗原に票が入ったようだ。鈴木の台頭を期待する票もある。

GK川島揺るがず

月	12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	1	2	3	4	5	6	計
川島	14	16	20	44																94
西川	1	2	0	1																4
計	15	18	20	45																98

川島は、大きなミスなく代表、クラブを消化している。

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