5月30日から6月のザックジャパンのスケジュールは、次のとおり
5月30日 | 国際親善試合(豊田スタジアム) | VS ブルガリア代表 |
6月4日 | FIFAワールドカップ最終予選第8節(埼玉スタジアム) | VS オーストラリア代表 |
6月11日 | FIFAワールドカップ最終予選第9節(アウェー) | VS イラク代表 |
6月15日 | FIFAコンフェデレーションズカップ・グループリーグ(ブラジルア) | VS ブラジル代表 |
6月19日 | FIFAコンフェデレーションズカップ・グループリーグ(レシフェ) | VS イタリア代表 |
6月22日 | FIFAコンフェデレーションズカップ・グループリーグ(ベロオリゾンテ) | VS メキシコ代表 |
6月26日,27日 | FIFAコンフェデレーションズカップ・準決勝(ベロオリゾンテ/フォルタレザ) | VS - |
6月30日 | FIFAコンフェデレーションズカップ・3位決定戦(サルヴァドール) | VS - |
6月30日 | FIFAコンフェデレーションズカップ・決勝戦(リオデジャネイロ) | VS - |
コンフェデレーションズカップを含む、今年最大の重要な時期を迎える。
この時期は、欧州各国リーグ戦が終了後の期間にあたり、国際Aマッチ(ブルガリア戦除く)が続くために、長期の代表強化合宿が可能な時期だ。
そして、2012年のザックジャパンも、大きな浮上のきっかけをこの時期の合宿で得ている。
2012年のザックジャパンのこの時期を挟んだ動向を見ると、
3月29日、アジア3次予選(埼玉スタジアム)VSウズベキスタンに0-1のホーム敗戦を喫する衝撃のスタートを切った。
しかし、その反省の元に、5月23日の国際親善試合VSアゼルバイジャンの事前練習からの長期合宿を開始した。
そこから、6月3日、アジア最終予選オマーン戦、6月8日、同ヨルダン戦、6月12日、同オーストラリア戦までの20日余りの合宿がおおいに効果を発揮し、合宿の5ヶ月後となった11月14日の最終予選オマーン戦でさえ、欧州組が直前合流だったにも関わらず勝利したのは、この合宿の成果が継続していた結果だった。そして2012年のアジア最終予選を4勝1分という圧倒的なリードで終える成績に導いた。
長期の合宿による深い戦術理解と、選手間、選手-監督間の意思の疎通は、通常の合宿では得られないものだ。
2013年のザックジャパンも2012年と非常に似た状況で、公式戦のスタートを切った。3月26日、ワールドカップ出場のかかったヨルダン戦に1-2とまさかの敗戦を喫し、次節のオーストラリア戦にワールドカップ出場を持ち越したのだ。
合宿前のワールドカップ予選で、本田を欠いていたという事実も同様ならば、5月末~6月の合宿には本田が合流しそうだという点も同様だ。
ワールドカップの出場が盤石であり続けている以上、案ずることもなかろうという観測を持っている。更に、ワールドカップで勝つという本来の視点に戻っても、今年もザックジャパンがが大きく成長する時期がやって来るのだから、期待こそすれ、ヨルダン戦の敗戦など全くもって心配に値しない。
ザッケローニは、本田を含んだ新たなザックジャパンのあり方を見極めるだろう。そこからは本田不在に揺れていたチームの淀みは一点もなくなり、今年も苦敗を乗り越える快進撃が開始される。
異なるのは、ブラジル、イタリア、メキシコという強豪との対戦が含まれている点だ。それを昨年以上の成果に導くか否かは、ザッケローニの手腕にかかってくる。
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