香川は今はルーニーとの絡みが多いというだけの話では?

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現地時間の5日におこなわれたUEFAチャンピソンリーグ決勝トーナメント1回戦、2ndレグのマンチェスター・ユナイテッドVSレアル・マドリーで、ルーニーがスタメンから外れると、この夏にもルーニー移籍かとの報道が英国の複数メディアから最もらしく報じられた。

私とすれば、現時点で、これらの報道の真偽を知る由はないが、「事実であれば香川には痛手だ」という論調が見られることに一石を投じる必要を感じた。



私が示したなぜ香川がマンUで初めて輝きを放つことができたのかにもあるように、香川がハットトリックをマークした、2日のプレミアリーグ第28節のノーウィッチ・シティ戦では、ルーニーは香川のゴールのうちの二つをアシストし、二人の連携の成熟を伺うことができた。

今のチーム状態からすれば、ルーニーと香川の組み合わせであるが故に成り立った結果だったかもしれない。しかしながら、その連携は、日頃のトレーニングやコミュニケーションを通じて、二人の間に互いの特徴を引き出す相互理解があったから成し得たにすぎない。

つまり、本質的には、ルーニーだからとか、香川だからとかということではないのだ。最大限に自らとチームメートの力を引き出すことにより、チームに貢献するということを目的としたハードワークから、パスを引き出す場所に常に顔を出したり、得点に繋がる動きの選手にパスを出したりしている結果。と、言うだけの話だ。香川からすれば相手はルーニーに限られる訳ではない。常に効果的な絡みを模索しているいじょうは、近くに居て、効果的なプレーをする選手であれば良いのだ。

確かに、相互理解を構築している選手同士が、同じチームでプレーしなくなるのならば、チームにとっては一時期痛手となる可能性はあるかもしれないが、仮にルーニーの移籍が実現するならば、ファーガソン程の監督が、ウェルベックにルーニーの部分を要求するとか、補強をするとかの事前の策を打たないとは思えないし、継続して、ルーニーが無二の存在であれば、「不仲」とかいう訳のわからない根拠での放出など無いだろう。それは、香川との絡みで、効果的な結果を生むことができる選手が不在となるならば、マンチェスター・ユナイテッドに(パスサッカーという)違いを作るキーマンとしてやってきた香川の獲得動機自体が崩れてしまうからだ。そして、香川はこれまでどおりに、効果的に自分以外のキーマンに絡むハードワークを繰り返すのみだ。

ルーニーが移籍することは香川にとって痛手だとするのは、ハードワークを繰り返している香川を、そしてマンチェスター・ユナイテッドをも軽く見すぎている結果だろうと思うのは、私だけだろうか。

3月9日追記
マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、ルーニーの移籍の噂はデタラメと完全否定した。既に報道したメディアには処分を下したといい、謝罪がない限り、今後記者会見に出席することを禁じたという。更に、ルーニーとの間に「不仲」などないとした。
ルーニーをレアル戦で外した件では、ルーニーは納得しているという。「レアルのシャビ・アロンソに試合をコントロールさせないようにする必要があったため、守備のうまいウェルベックに(攻撃の他に)守備の任務を与え、その結果、アロンソは試合をコントロールできなくなり、また前線に飛び出すこともできなくなった。そういう意味で火曜日の試合は正しい判断だった。」と説明した。


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