26日、勝てば世界最速でワールドカップ2014の出場が決まるワールドカップアジア最終予選のヨルダン戦をアウェーでおこなうザックジャパンは、22日にドーハでおこなうカナダとの事前マッチに向けての合宿を18日から開始している。尚、26日のヨルダン戦の結果により、次の条件を満たすと、ザックジャパンのワールドカップ2014出場が決定する。
①ヨルダンに勝利:無条件でワールドカップ出場が決定
②ヨルダンと引き分け:オーストラリアVSオマーンも引き分けだった場合のみ、ワールドカップ出場決定
決戦が近づき、ザックジャパンの各選手の意識も高まってきている。
(WBCの結果を受けた)司令塔遠藤は、『こんどは僕らが日本のスポーツ界を盛り上げる』と決意を示し、香川は『(ワールドカップ出場を)決める』と言い切り、希望的観測を表す言葉を封印した。
また、主力の欠場を跳ね除けるような、心強い部分も見られてきている。長友欠場に、出番が回ってきそうな酒井高徳は、『代表のレギュラーを取るというのではないが、』と看板選手長友に気を使うが、代表の選手としてアピールする態勢だ。『チーム状況がよくない時、上がることよりも守りに専念した。そこで守備の見直しができたし、成長できた部分はある。試合に出たときにしっかりアピールしたい』と、右SB内田の好調さを視野に入れれば、守備の部分が求められると、しっかり的を得ている。2月6日のラトビア戦では、若さ故のがむしゃらさばかりが目立ち、空回りしがちだった酒井高徳だったが、大事な試合で成長した姿を見せてくれそうだ。