ザックジャパン-ウルグアイ戦召集メンバーは8月8日発表

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◆新生ザックジャパンの初陣

8月14日、ザックジャパンは宮城スタジアムにてウルグアイ代表との親善試合に臨む。

ザックジャパンにとっては、7月20日~7月28日に行われていた東アジアカップで見出した新戦力を交えた最初の試合となる。

新生ザックジャパンの初陣に注目が集まる。

そのウルグアイ戦の召集メンバーは?
新戦力を含んだ布陣の新戦力の位置づけは?

などを考えてみる。

尚、ザックジャパンVSウルグアイの試合は、19:20にキックオフ。TBS系列で全国生中継される。



◆ガチメンで臨むウルグアイ代表

6月に行われたコンフェデレーションズカップ2013ではベスト4の結果を残し、世界の強豪の一角であることを印象付けたウルグアイであるが、ワールドカップ南米予選で苦戦している。

【南米予選順位表(第14節終了時点)】

順位 チーム 勝点 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失差
1  アルゼンチン 26 13 7 5 1 25 9 +16
2  コロンビア 23 12 7 2 3 21 7 +14
3  エクアドル 21 12 6 3 3 17 12 +5
4  チリ 21 13 7 0 6 21 21 0
5  ウルグアイ 16 12 4 4 4 18 21 -3
6  ベネズエラ 16 13 4 4 5 10 14 -4
7  ペルー 14 12 4 2 6 12 17 -5
8  ボリビア 10 13 2 4 7 15 24 -9
9  パラグアイ 8 12 2 2 8 9 23 -14

ウルグアイは第14節時点、アジア5位との大陸間プレーオフを戦う5位である。プレーオフ無しでワールドカップに出場が決まる4位には勝ち点で5ポイントの差があり、大陸間プレーオフを視野に入れねばならない位置にある。

【南米予選スケジュール(第15節~18節)】

 第15節 2013年 9月 6日
ペルー ウルグアイ
コロンビア エクアドル
チリ ベネズエラ
パラグアイ ボリビア
 第16節 2013年 9月 10日
パラグアイ アルゼンチン
ウルグアイ コロンビア
ベネズエラ ペルー
ボリビア エクアドル
 第17節 2013年 10月 11日
アルゼンチン ペルー
エクアドル ウルグアイ
ベネズエラ パラグアイ
コロンビア チリ
 第18節 2013年 10月 15日
ウルグアイ アルゼンチン
パラグアイ コロンビア
チリ エクアドル
ペルー ボリビア

まず、9月6日に、勝ち点差2のアドバンテージしかないペルーとアウェーで対戦する。南米5位をキープするには重要な試合となる。その意味でも、14日の日本との親善試合は、ウルグアイは全力でぶつかってくる筈だ。他の3試合は、第14節時点の上位1~3位のアルゼンチン、コロンビア、エクアドルとの試合を含んでいる。エクアドルとの試合はアウェーと厳しい条件だ。

◆ウルグアイ代表のザックジャパンとの対戦の位置づけは?

第14節までの南米予選結果を見るに、もはやウルグアイ代表がワールドカップに出場するためには、苦しい南米予選を5位で切り抜け、大陸間プレーオフを制するというシナリオを想定せねばならないだろう。
アジアでは、ウズベキスタンとヨルダンがアジアプレーオフを戦い、その勝者が大陸間プレーオフに進むが、そのどちらもが、2012年のワールドカップ3次予選と、2013年のワールドカップ最終予選でザックジャパンを倒した経験を持つチームだ。そのことから、ウルグアイにとっては、ザックジャパンとの対戦は、大陸間プレーオフを見定めるべき試合となる。
7日、ザックジャパン戦に向けた召集メンバーの発表されたが、FWスアレス等を含む20名のリストからは、一切の手抜きは見られないガチメンだ。

◆ザックジャパンの召集メンバーは?

気になるのは、ザックジャパンにどの程度の新戦力が含まれるかだ。ここでは、明日8日に発表される召集メンバーを予想する。

ザッケローニは、東アジアカップ直後インタビューの中、「すぐに(代表に)呼ぶ選手もいる」と明言した。そのことから、明らかに何名かはメンバーに含まれるだろう。

まず、東アジアカップ得点王の柿谷だ。スタイル的には、前田のように二列目を生かす黒子でもなく、ハーフナーのように高さのある選手でもなく、スピードと技術の選手だ。
個の突破に最大の特徴があり、苦しい局面を打開できる選手であることを、東アジアカップの韓国戦の2得点で証明した。突破からのシュートや二列目へのラストパスも期待できることから、ザックジャパンに大きな決定力をもたらすだろう。

豊田は、オーストラリア戦で、高さと強さを見せつけた。今回ハーフナー・マイクが召集されないことから、召集されるものと考えられる。ポストプレーにも見るべきものがあり、二列目の香川、本田、岡崎の力を引き出しそうだ。

大迫は、オーストラリア戦で同点直後の勝ち越し弾を含む2得点を挙げるなど気を吐いたが、前田と比較して特筆すべき特徴を示した印象が残らなかったことから、今回の召集は見送られるのではなかろうか。

おもしろいのは、斎藤だ。オーストラリア戦で、ドリブルからのゴールを決めているが、相手が疲れている後半のスーパーサブとして使えば、一人で相手DFを崩壊させるドリブルを持っている。このことから、今から代表定着に向けて、斎藤を召集すべきではないか。

東アジアカップMVPの山口蛍も召集候補だ。山口は、どちらかと言うと、長谷部タイプの主にディフェンス面をケアするボランチであるが、運動量に優れ、時折ゴール前にも顔を出す。

もう一人のボランチは柴崎岳だ。柴崎は遠藤のような司令塔タイプのボランチであるが、東アジアカップに召集されるも体調不良により辞退となってしまった。ポスト遠藤と言われるこの男をこの機会に試すべきだろう。

以上をまとめると次のとおりになる。尚、クラブのスケジュール(酒井高徳)や移籍直後(細貝)であることなどを考慮し、両名はは召集されないと予想。

【GK】川島永嗣、西川周作、権田修一
【DF】駒野雄一、長友佑都、内田篤人、酒井宏樹、吉田麻也、今野泰幸、栗原勇蔵
【MF】本田圭佑、長谷部誠、香川真司、清武弘嗣、乾貴士、遠藤保仁、山口蛍、柴崎岳、齋藤学
【FW】岡崎慎司、柿谷曜一朗、豊田陽平、前田遼一

以上、23名か。

◆ザックジャパンの主なテーマはワントップの見極めか

ワントップは(今回、未招集のハーフナー・マイクも含めて)前田が残るのか、それとも柿谷か豊田かということが、強豪ウルグアイを相手にして試される。

柿谷がワントップになれば、前線に技術の高い選手が1枚増えることにより、相手にとっての脅威は大きくなるだろう。香川、柿谷、本田を中心とした流れるようなパスワークによりゴールを目指すスタイルが実現するかが鍵になる。

豊田の場合には、本田とともに体を張れることから、前線に体を張れる選手が二人になることが大きい。それは香川の動きを鮮明に引き出すことになるだろう。より香川が生きる可能性が極めて高い。

◆ボランチ陣は激しい競争か

柴崎岳、山口蛍とも、遠藤、長谷部を突き上げる存在と言える選手だ。代表の選手層を厚くするためには、代表に定着すべき選手だろう。

◆課題のDF陣はどうなるか

コンフェデレーションズカップ2013での9失点から、DF陣への課題が明白であるが、今回は目新しい選手の召集はなさそうだ。
新な選手に期待するという選択肢が望み薄な状況にあり、ザッケローニが如何に打開していくかが大きな課題となる点である。


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