香川真司の将来は香川真司次第

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5月8日、世界中が驚いた。

日本代表MF香川真司が所属するマンチェスター・ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン監督が、今シーズン限りで引退し、強化担当部長兼クラブ大使に就任すると発表されたのだ。
世界に6億5900万人のサポーターがいるマンチェスター・ユナイテッドを四半世紀指揮してきたファーガソンの交代劇であるだけに、その衝撃波は大きかった。

後任の監督としては、エヴァートンで11年間指揮を執り、今季限りで退団が決まっているスコットランド人のデイヴィッド・モイーズ氏が最有力と言われており、更に、レアル・マドリードを今季限り退団確実なジョゼ・モウリーニョ監督や、香川の恩師でもあるドルトムントのユルゲン・クロップ監督らの名前も浮上している。

ファーガソンは、香川を最後の秘蔵っ子としてドルトムントから引き抜いた監督だ。その背景の中での監督交代を悲観的に予測するむきがあるのは事実だ。
しかしながら、世界の名将と言わしめるファーガソンが見出した才能への見方が、監督交代によって大きく変わることはないと見るのが正しいだろう。



まず言及すべきことは、次期監督が誰になるにせよ、それはファーガソンが認めた人物であるということだ。つまり、次期監督も、香川もファーガソンが欲した人物であるという共通点がある。そこからは、香川の将来に関する悲観論は発生するはずもない。

デイヴィッド・モイーズ監督は、ファーガソンが自らが選んでいるとも言われている。ジョゼ・モウリーニョ監督は、ファーガソンを「ボス」と慕う仲だ。ドルトムントのユルゲン・クロップ監督に関しては、香川を知り尽くした存在だ。

香川の将来は、明らかに今回の監督交代により影響されるものではなく、香川の中に課題が存在しているに過ぎない。

ファーガソンの「来季はもっと良くなるだろう」という香川への言葉が、今季の香川への評価と来季への期待を示している。

3月2日のノリッジ戦でのハットトリック、4月17日のウェストハム戦では2得点に絡む活躍を見せ、そのファンタスティックなファーストタッチや、理性的なプレーは、マンチェスター・ユナイテッドにあっても無二の存在と言えるだろう。
しかし、4月初旬に行われたFAカップ準々決勝再試合のチェルシー戦、直後のマンチェスター・ダービーでも後半ロスタイムのみの出場にとどまった。さらに、優勝を決めた後の大一番、アーセナル、チェルシーとの2連戦でも起用されておらず、レギュラーと見られるような起用を得られていない。ファーガソンはシーズン終盤に香川に対してプレミアのフィジカルへの順応の余地を示している。そこが香川の近い将来への課題であり、それは香川の中の問題だ。

監督がファーガソンであれ、モイーズであれ、モウリーニョであれ、ドルトムントで共に成功を収めたクロップであれ、プレミアで香川が輝くためには、プレミアでの課題を香川が克服することのみが求められる。


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