ラトビア戦香川がシュートエリア拡大宣言

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 2013年のザックジャパンの初陣となるラトビア戦は、今夜、ホームズスタジアム神戸でおこなわれる。

 ワールドカップの切符獲得なるかの3月26日ワールドカップ最終予選ヨルダン戦。6月のワールドカップ2014の試金石となるコンフェデレーションズカップ2013と、非常に重要な年となる2013年の滑り出しとなる試合だけに、各選手のモチベーションは最高潮で望む試合となる。

 香川は、昨年10月12日のフランス戦の決勝点以来、代表でのゴールから遠ざかっている。ゴールに飢えた狼にとっては、並々ならぬ思いを込めた試合となるようだ。



 香川は、負傷欠場の期間があったとは言え、所属するマンチェスターユナイテッドにおいても、9月27日のゴールを最後にゴールから遠ざかっており、ファンペルシー、ルーニーらとの得点力の差を痛感しているようだ。
 ラトビア戦を控えた冒頭公開練習の15分間だけでも、香川が積極的にペナルティエリア外からシュートを打つ姿が見られたという。ミドルやロングレンジでも決めきることができるシュート力という、クラブで見極めた世界的ストライカーとの違いを埋めようとしている姿だ。自らも、「シュートへの意識を高く持ちたい。もっと強引に打つ必要がある。ペナルティーエリア外のプレーで物足りない部分があるので、ミドルエリアからも、どんどん狙っていきたい。トライすることが大切」と語った。
 従来香川の特徴と言われているのは、トラップ、パス、ドリブル、シュートの基本技術の高さであり、しかも、それらをスピードある動きの中で素早く切り替えながら、正確におこなうことができることだ。この部分については、ザッケローニも世界のトップであることを認めているだろう。
 しかしながら、以上の特徴であるが故に、(決して悪い意味ではないが)エレガントなサッカーに終始し、力感が足りないように見えてしまうのも事実だ。
 その技術の高さから、間違いなく存在感のある選手ではあるが、威圧感という見方をすれば、本田やファンペルシーやルーニーには及ばない。

 サッカーは、フィジカルコンタクトが頻繁に起こるようなスポーツだ。その中では、エレガントという、綺麗事だけでは済まされない。時には相手を威圧することも必要だ。

 何も、威圧感とは態度で示すものではない。時に見せる「強引なミドルレンジからの強烈なシュート」は、相手選手の警戒を呼び、前方に引き出してスペースを生み出す効果が大きい。それは、味方の裏への飛び出しを助け、スルーパスを通りやすくし、自らのドリブル突破からの得点チャンスも増やす。

 既に世界が認める技術の高さを持った香川が、強引なまでのシュート力を示すことになれば、それは、世界の多くのトッププレーヤーを凌ぐ選手となることを意味する。

 ラトビア戦では、日本史上4人目(従来は、釜本邦茂、三浦知良、岡崎慎司の3名)の代表年間2桁得点の足がかりとすることを狙う。
 生まれ故郷の神戸でおこなわれることも、香川のモチベーションを更に押し上げるだろう。


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