6月4日、ザックジャパンは埼玉スタジアムでオーストラリアと1-1の引きわけ、5年連続となるワールドカップの出場を決めた。
その翌日5日、チームは会見に臨んだ。
その席で、本田から注目の発言が熱く飛び出した。いわゆる名指しの”公開説教”だ。
その公開説教の中でも、最も印象に残ったのは、先輩今野に対するものだ。
今野が、「トップクラブの選手といっしょにやれるのは楽しい」と代表でのプレーを表現したことに対し、「・・・トップクラブでやってる選手もいる一方で、そうでない選手もいる。そうでない選手もやれることはあると思うんです。そこを今野選手みたいに憧れみたいな気持でいられると困る・・・」
”説教”を超え、浅く聞けば吊るし上げとも取れる先輩への発言に、周囲は一瞬凍ったかもしれない。
チームで”いじられ屋”になることが多いという今野。しかし、この本田の発言は、”いじる”という種類のものではなく本音だった。そして今野の顔は笑っていた。・・・
その笑顔の意味は深い。私は一瞬にしてそう感じた。
