ワールドカップ本大会出場32か国出そろう。複数の死の組必至

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ワールドカップ2014ブラジル大会の出場32か国が出そろった。出場国は次のとおりだ。
  
順位は、現在のFIFAランキング
※ブラジルのFIFAランキングは、開催国のためワールドカップ予選免除となっていることから、ランキングポイントの獲得機会が少なく、実力を反映したものとは言えない。

◇開催国
ブラジル[20大会連続20回目、※11位]第一シード

◇欧州(13カ国)
スペイン[10大会連続14回目、1位]第一シード
ドイツ[16大会連続18回目、2位]第一シード
ベルギー[3大会ぶり12回目、5位]第一シード
スイス[3大会連続9回目、7位]第一シード
イタリア[14大会連続18回目、8位]
オランダ[3大会連続10回目、8位]
イングランド[5大会連続14回目、10位]
ポルトガル[4大会連続6回目、14位]
ギリシャ[2大会連続3回目、15位]
ボスニア・ヘルツェゴビナ[初出場、16位]
クロアチア[2大会ぶり4回目、18位]
ロシア[3大会ぶり3回目、19位]
フランス[5大会連続14回目、21位]

◇アジア(4カ国)
日本[5大会連続5回目、44位]
イラン[2大会ぶり4回目、49位]
韓国[8大会連続9回目、56位]
オーストラリア[3大会連続4回目、57位]

◇北中米カリブ海(4カ国)
アメリカ[7大会連続10回目、13位]
メキシコ[6大会連続15回目、24位]
コスタリカ[2大会ぶり4回目、31位]
ホンジュラス[2大会連続3回目、34位]

◇南米(5カ国)
アルゼンチン[11大会連続16回目、3位]第一シード
コロンビア[4大会ぶり5回目、4位]第一シード
ウルグアイ[2大会連続12回目、6位]第一シード
チリ[2大会連続9回目、12位]
エクアドル[2大会ぶり3回目、22位]

◇アフリカ(5カ国)
コートジボワール[3大会連続3回目、17位]
ガーナ[3大会連続3回目、23位]
アルジェリア[2大会連続4回目、32位]
ナイジェリア[2大会連続5回目、33位]
カメルーン[2大会連続7回目、59位]



ワールドカップ本戦に出てくる国は強豪揃いだ。11月の欧州遠征で、ベルギーやオランダを相手にしても対等以上の戦いも可能であることを見せたザックジャパンであるが、やはり、グループリーグの組合せが気にかかる。

◆グループリーグの組み合わせ方法を紐解くと恐ろしいことが・・・

グループリーグの組み合わせは次の原則によりおこなわれる。
・A~Hの8グループに4チーム毎に振り分ける
・グループ内構成:第一シード、アジアまたは北中米カリブ、アフリカまたは南米、欧州
・同一大陸のチームは同じグループに入らないようにする
(例外として、欧州は13か国出場のため5グループで2か国となる)

以上を踏まえ、第一シードの顔ぶれを見ると、ブラジル、スペイン、ドイツ、アルゼンチン、コロンビア、ベルギー、ウルグアイ、スイスとなる(開催国+FIFAランキング上位の7か国)。コロンビア、ベルギー、スイスなどの新興強豪により、オランダ、イタリア、イングランドが押し出された恰好だ。オランダ、イタリア、イングランドの何れかの入ったグループは『死の組』と言えるだろう。

更に、もう一つ険しい条件がある。それは、第一シード落ちの欧州国が9か国あることにより、そのうちの1か国が、計7か国しかないアフリカと南米のポット3に数合わせで回ることにより起こる。

このことを考慮して、ポットを正確に書くと、

ポット1:第一シード
ポット2:アジアと北中米カリブ
ポット3:アフリカと南米+欧州の1か国
ポット4:欧州8か国

となる。

上記の欧州の1か国とは、欧州の出場国で最もFIFAランキングが低いフランスの可能性が高い。

ここまでの条件を整理すると、第一シード国、欧州の強豪、フランス、(そこに日本やメキシコ、)となった場合が、最も厳しい『死の組』となるのではないかと思う。

◆結局は、『死の組上等』の精神が必要
確かに11月の欧州遠征で、ザックジャパンは素晴らしい試合をしたが、フットボールの歴史を考えれば、日本の歴史は浅い。歴史ある国の底力を考えれば、(一ファンの私の気持ちなど関係ないとは思うが、)怖さが無いと言えば嘘になる。
しかしながら、欧州を中心に、ザックジャパンを認める声が出てきている。本田、香川にはおおいなる脅威を感じている筈だし、チーム全体としても、速いパス回しによる攻撃には、目を見張るものがある。
そもそも、ワールドカップで対戦するチームは、強豪であることが普通だ。『死の組』を恐れることが既に邪道なのかもしれない。
3月までAマッチが無い中、如何に選手が所属クラブで個を上げ、チーム力に繋げて本大会を迎えるかが鍵だろう。歴史云々などという雑念を捨てて、集中すれば良い。
既に、世界で称賛されるチームなのだから、そこを更に伸ばし、欠点を修正しながら、最高のコンディションで望む。これに尽きる。

◆グループリーグの組合せ抽選会は12月7日午前1時から(日本時間)

放送予定:NHK BS1とNHK総合でライブ中継

コンフェデレーションズカップのときにはFIFA TVでネットライブ中継をしていたので、こちらも時々チェックされると良いと思う(中継の確約はできない)。


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