12日、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は成田発の便で欧州に旅立った。7月の東アジアカップで、Jリーグ組からの新戦力の発掘を手掛けていた同監督であるが、次なるは、東アジアカップには未招集だった欧州組からの戦力を探る。
10月には、11日のセルビア戦と、15日のベラルーシ戦が控えている。今回の視察は、その二戦で試す選手の見極めに他ならない。
ザッケローニは視察に際し、「細貝、マイク、乾、大津ら最近呼んでいない選手を重点的に見たい。」と、国内選手発掘期間には代表に召集していない常連組の視察を明言。宮市、久保、指宿ら若手についてもしっかりフォーローするとしている。
◆10月の欧州遠征メンバーは見ものだ
東アジアカップでザックが認めた選手としては、柿谷、大迫、豊田、工藤、山口、青山、森重らが挙げられるだろう。欧州組からの代表候補が加わることにより、一層代表争いは激しくなる。最も競争が激しくなるのはワントップ争いだ。柿谷、大迫、豊田にハーフナー・マイクと指宿が加わることになる。海外で凌ぎを削る二人が加わることになるが、二人とも成長した姿を見せるかもしれない。特に指宿は、11日、12日の二日間、バレンシアのトップチームの練習に加わるなど、評価が急上昇している。指宿を、ザックが手元に置きたいと思う可能性もあるだろう。
柿谷、大迫、豊田については、欧州遠征にも召集されるかの如何により、代表に定着しつつあるかの判断材料となる。予想としては、大迫、豊田を一歩リードしていると見られる柿谷は(今後のC大阪でのプレーにもよるが、)欧州遠征にも召集されるのではなかろうか。ハーフナー・マイクと指宿では、視察時の活躍によるが、指宿が選ばれる可能性もあるし、新戦力という意味では、そうなるとおもしろい。
工藤に対しては、全く同じタイプとは言えないものの乾、大津、宮市がライバルとなる。
青山に対しては、細貝がライバルか。ザックは青山の縦へのパスを高く評価している。常連組の一人だった細貝と言えども、微塵も油断はできない状況ができあがっている。
◆代表争いの激化を勝ち抜きブレークする選手が出るかがキーとなる
工藤のように欧州組に交じってゴールという結果を出した選手もいるが、世界的なレベルとして見ると、ブレークしたと言えるような選手は今のところ見当たらないと言った方が正しいだろう。他の選手と比べるとベストなチョイスと、ザックの中で序列を見直しつつあるに過ぎない状況なのだ。
ここからは、世界の強豪の脅威になりうるレベルでブレークする選手の出現が求められる。
その選手が、9か月足らずとなったワールドカップでザックジャパンを押し上げる救世主となると思う。
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