決めた香川、遠藤、本田。柿谷は不発(ザックジャパン3-1ガーナ)

-------- 以下本文 --------

9月10日、日産スタジアムにて、ザックジャパンVSガーナ代表の親善試合が行われた。全般的にザックジャパンの素早いプレスにガーナは手を焼き、ザックジャパンは57%のボールポゼッションで試合支配。更に4得点程度の上乗せも可能だった展開であったが、3-1と今年最後のホーム戦を勝利で飾ったことは大きいだろう。

しかし、今回のガーナはFWボアテング(シャルケ)、MFエシエン(チェルシー)らの中心選手を欠いており、2日の移動後の前日来日である。そのことから、今日の結果を双方の力関係と考えることは難しく、ザックジャパンには更なる成長が求められる。

ザックジャパンの成長には、2010年の本田がそうだったように、新戦力の台頭が大きな影響を与える。今のところのその候補の筆頭は、誰が見ても明らかにワントップの柿谷曜一朗だ。大迫、豊田らとワントップを争っている柿谷であるが、本田らとの連携面の向上、裏に抜け出す技術等、ライバルから一歩リードしている。柿谷に求められているものは、本田、香川、長友らの欧州組との絡みの中でのゴールという結果だけだろう。



この記事では、10日にザックジャパンが3-1でガーナ代表に勝利した試合での柿谷についてフォーカスを当てたい。

◆黒子に徹しすぎの結果、中途半端に終わる局面が見えた
前半7分、ペナルティエリア右から本田がふわりとしたボールをファーサイドの柿谷へ送ると、フリーの柿谷は中央に折り返した。角度は浅い位置であったが、ワントップとしてはゴール付近でフリーなのだから、思い切りの良いシュートが見たかった。
柿谷本人も、このメンバーの中でのゴールという結果を渇望しているだけに、(折り返すかシュートかの)判断に躊躇した結果、GKに触られる結果となる中途半端なプレーとなったのかもしれない。

◆柿谷の怖さを存分に発揮する場面も
ガーナにカウンターで先制を許したあとの前半29分、こんどはお返しのカウンターだ。香川がカウンターを仕掛け、左サイドを抜け出した柿谷にスルーパス、柿谷は、GKの手に届かない絶妙な位置にラストパス。押し込むだけと思われた本田のシュートは、惜しくもゴールを超えたが、流れる動きの中で、ファーストタッチの動きだしに優れる柿谷が、大きな役割を果たしたのは確かだ。
その他にも、ハーフライン付近で、相手ディフェンスとの駆け引きの前にオフサイドとなったものの、ゴールまで独走、Gkと1対1の意図が明らかなプレーが光った。

◆1月ドルトムント移籍?
少々余談になるが、ドイツクラブへの選手の移籍情報を専門に扱っている大手サイトにて、1か月ほど前、そのドルトムント特集内で、移籍の噂のある選手の2番手となっていた柿谷。それが1週間前に1番手に躍り出たようだ。サイト情報元は各クラブのフロント幹部、強化担当者だというが、信憑性は不明と断っておく。

◆技術が高いことは判るが、ゴールが欲しい
凌ぎを削るザックジャパンのワントップ争いにおいて、柿谷はこの試合でまたリードしたと言えるだろう。それは、ライバル大迫との出場時間の長さの差により現れている。
優れた技術、特にファーストタッチでDFをかわすカウンター時の動きは、強豪程脅威に感じるだろう。しかし、ここからはゴールが求められる。
それが、新戦力の台頭を真実のものとするからだ。


楽しいサッカーブログがいっぱい!⇒人気ブログランキング またはにほんブログ村 日本代表

-------- 以上本文 --------
投票参加型コンテンツ
あなたの投票でザックジャパンのベストフォーメーションを決める:ザックジャパン総選挙
FIFAワールドカップ2014のザックジャパンの成績は?
本田の移籍先はどこだと思いますか?
あなたが期待している若手は?

---スポンサーリンク---

---スポンサーリンク---

コメントを残す