コンフェデレーションズカップ日本VSイタリアの意味

-------- 以下本文 --------

日本時間20日、ザックジャパンとイタリアの一戦が、レシフェのアレナ・ペルナンブーコでおこなわれた。

スペクタクルな展開となった試合の結果こそは、3-4とザックジャパンが敗れ、グループリーグ敗退も決まったが、この試合展開には見るべきものがあり、ザックジャパンにとってはおおいなる成果があった試合だったと言える。

前半、ザックジャパンはブラジル戦の敗戦を振り払うような攻撃を展開した。早いプレスでイタリアのボールの出しどころを消し、セカンドボールを殆ど拾った。そして、岡崎がPKを獲得、前半21分、これを本田がゴール右に決め先制、その後もゴールの匂いだたよう迫力ある攻撃を展開、前半33分、ゴール前の混戦から香川が華麗にターン、左足で見事なボレーシュートをゴール右隅に決め、2-0とイタリアを圧倒する展開となった。

このあとイタリアに1点を返されたが、2-1で前半を折り返した。



後半5分にオウンゴールで2-2の同点となり、さらに2分後には不運なハンドによりPKを献上、バロテッリにPKを決められて2-3と逆転を許した。

しかし、この試合のザックジャパンはこれで終わらなかった。再びイタリアを押し込む展開となり、後半24分、遠藤の右からのFKから岡崎のヘディングで追いついた。

3-3となると、更にザックジャパンはイタリアを押し込み、ゴールの匂いぷんぷん漂う、いつゴールしても不思議ではない展開が続いた。

ザックジャパンの勝ち越しゴールは時間の問題と思われた後半41分、疲労困ぱいしていたイタリアは、交代選手がワンチャンスをものにし、ゲームの流れに反して3-4と再びイタリアが勝ち越した。

ザックジャパンは同点目指しイタリアを押し込み、吉田の同点ゴールかと思われたシーンで惜しくもオフサイドと、圧倒的に試合を支配しながら、(ミスによる2失点、不運のハンドによるPK献上の1失点もあって)3-4と試合には敗れた。

しかしながら、イタリアを圧倒する試合運びを見せたこの試合は、ザックジャパンにとって大きな成果となるのもだっただろう。勇気溢れる試合運びは、ブラジル戦までの過去数戦のザックジャパンの沈滞ムードを一掃するものだった。コンフェデレーションズカップはグループ敗退となったが、この試合をターニングポイントとして、今日のような戦う姿勢を維持し、守備の課題を克服すれば、ザックジャパンはワールドカップで本当に世界を驚かせるかもしれない。

世界の強豪に対し、こんなにも得点の香り強いザックジャパンを初めて見た。

サッカーにはいろいろな戦い方がある。世界の強豪と向かい合うためには、2010南アフリカワールドカップのように守りを固めてのカウンターも一つの方法として間違ってはいない。
しかし、ザッケローニの目指す方向性が攻撃サッカーであることを、この一戦が雄弁に語っていた。この戦い方で、ザックジャパンはどこまで行くのか?再び私の中では、期待が動き出してきた。


楽しいサッカーブログがいっぱい!⇒人気ブログランキング またはにほんブログ村 日本代表

-------- 以上本文 --------
投票参加型コンテンツ
あなたの投票でザックジャパンのベストフォーメーションを決める:ザックジャパン総選挙
FIFAワールドカップ2014のザックジャパンの成績は?
本田の移籍先はどこだと思いますか?
あなたが期待している若手は?

---スポンサーリンク---

---スポンサーリンク---

コメントを残す