6月4日、ホーム埼玉スタジアムのオーストラリア戦でワールドカップ2014の出場を決めたザックジャパンに良い雰囲気が広まっているようだ。
6月11日のワールドカップ予選イラク戦、6月15日からのコンフェデレーションズカップを控えるザックジャパンは、イラク戦に備え戦いの地となるドーハで調整中であるが、自由に意見を述べる雰囲気が醸成されている。
オーストラリア戦翌日の公式会見の場で、本田はチームメートに”公開説教”したが、今度は長友が本田に対し「圭佑には、クリスティアーノ・ロナウドやメッシ並みの影響力のある選手になってもらいたい。いや、なってもらわないといけない」と述べた。
自己の成長とともに、僚友・本田のレベルアップこそが必要との考えを明らかにした。
6月5日の本田の”公開説教”では、長友は香川とともに「サイド攻撃の精度の向上」を要求された。
そして、今回は長友から本田に対して、「・・・クリスティアーノ・ロナウドやメッシ並に・・・」という世界のトップスターに並ぶ課題を出された格好だ。
本田、長友、香川のトリオがザックジャパンの攻撃の核だ。スピードを生かして長友が攻め上がり、中央で本田が存分に存在感を発揮したときに、香川が危険な攻撃を仕掛けるスペースが生まれる。香川が危険な動きをすれば、香川を囮にして本田が決めることもできる。更に、トリオのマークが激しくなれば、逆サイドの岡崎が生きて来る。こう考えると、これ程怖い攻撃陣擁するチームも少ないのだ。そのためには、世界の強豪のどんなDFにも屈しない、本田の存在感が必要だ。と、いうことだろう。
本田がメンバーに求める。メンバーからも本田に求める。それはある意味チーム内完結の『有言実行』に繋がる。今チーム内『有言実行』は、ザックジャパンを極めてポジティブな方向に動かす。
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