3月26日、アウェーの地アンマンにて、日本代表VSヨルダン代表のワールドカップアジア最終予選第7節がおこなわれた。
日本代表は、第6節までの戦いでワールドカップ2014の出場に大手をかけた一戦だった。
ザッケローニは、最終予選前、『よく準備した受験生が、明日入学試験を受けるような心境だ』と語った。
奇しくも日本は今、桜咲き乱れる季節だ。しかし、ザックジャパンは1-2で敗れ、次節以降にワールドカップ出場決定を持ち越し、一旦は、『ザックジャパン桜散る』の電報が届く結果となってしまった。
次節の戦いで『ザックジャパン桜咲く』を獲得しにいく。
今更ながらにワールドカップ予選のアウェーの難しさを確認
第6節の勝利により、ザックジャパンはワールドカップの出場に王手をかけて第7節の3月26日を迎えた。
同日、先に終了しているオーストラリア2-2オマーンの結果から、ワールドカップ出場条件は引き分け以上となりヨルダンとの決戦を迎えた。
前半、ザックジャパンはクロスからの絶妙な前田の飛び出しのヘッドも、クロスバーに嫌われるなど、得点に至らない。一方、ヨルダンは9番オダイの個によりザックジャパンをかき回してきた。何度も右サイドを突破され、危険な場面が訪れた。そして前半ロスタイム、右CKからのヘッドでヨルダンに先制を許してしまった。ザックジャパンが最終予選で、初めてビハインドを負った瞬間だった。
後半、ザックジャパンは1点のビハインドを取リ戻すべく、前がかりになっていた。その一瞬の隙を突かれ、後半15分、酒井高徳が失ったボールをハイルが前線で受けると、右サイドから中に入っていくスピード豊かなドリブルで吉田を振り切り、0-2となった。ファールしてでも止めた方が良い局面だったが、アウェーという雰囲気が、吉田にそうさせなかった。
しかし、そこからザックジャパンは反撃した。後半24分、ペナルティエリア前からの清武の浮き球のパスに香川が抜け出し、右足でゴール。その直後には、内田がPKを獲得したが、遠藤が蹴ったPKは相手GKに阻まれてしまった。私に限定すれば、『コロコロPK』で知られた、名手遠藤がPKを失敗することを目撃したのはたったの1度限りだった。『同点間違いなし』と、ワールドカップ出場を確信した瞬間だっただけに、ショッキングな出来事だった。
そして試合はそのまま1-2で終了した。
【第7節終了時Bグループ順位表】
順位 | チーム | 勝点 | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 得失差 |
1 | 日本 | 13 | 6 | 4 | 1 | 1 | 14 | 4 | +10 |
2 | ヨルダン | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 6 | 12 | -6 |
3 | オーストラリア | 6 | 5 | 1 | 3 | 1 | 6 | 6 | 0 |
4 | オマーン | 6 | 6 | 1 | 3 | 2 | 6 | 9 | -3 |
5 | イラク | 5 | 5 | 1 | 2 | 2 | 4 | 5 | -1 |
ザックジャパンは、次節オーストラリア戦の引き分け以上で、自力でのワールドカップ出場が決定する。ザックジャパンのホームでおこなわれるその一戦は、オーストラリアにとっても負ければ大きく後退する試合となるだけに、ザックジャパンはホームであることを考えずに臨む必要がある試合となる。W杯最終予選日程・組み合わせ←こちらのページ中に記載
窮地を経験しながら成長していくザックジャパン
三次予選では、一貫して大黒柱本田が欠場し、北朝鮮、ウズベキスタンに連敗した。最終予選でも、今日の試合のように本田、長友が不在など、ベストメンバーが揃った試合は少なかった。欧州組が多いことが、選手の経験値を上積みしたが、反面、激しいクラブの試合によるフィジカル面のリスクが常に襲いかかってきた。その中で、灼熱のオマーンとの中東アウェーを勝ち切るなど、更にザックジャパンは成長をとげてきた。ヨルダンには敗れたが、ザックジャパンの優位は動かない。敗戦を乗り越え、更にパワーアップするザックジャパンは、次のホームのオーストラリア戦でこそ、ワールドカップの出場を決めるだろう。
ワールドカップ最終予選の次戦は、6月4日に埼玉スタジアムでおこなわれる。
ザックジャパンはアウェーの地アンマンでヨルダンに敗れた。
それでも桜咲き乱れるこの日本。この道はどこまで続く?
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