AFCアジアカップ2011準決勝

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アル・ガラファ・スタジアム

2011年1月25日、ザックジャパンはカタール・ドーハのアル・ガラファ・スタジアムで韓国代表とのAFCアジアカップ準決勝戦に臨んだ。

試合前半は、流れるような攻撃で日本が支配した。不可解なPKにより失点するものの1-1で前半を折り返した。後半は韓国の守備が修正され1-1で延長戦に突入し、延長戦の前半, 後半に1点づつ決め合う激闘となり、2-2でついにPK戦に。PK戦は4人目までに3人が成功の日本に対し、韓国は川島に連続セーブされ、3人目は枠を外して3-0となり。激闘はザックジャパンの勝利で終わった。

不愉快極まりないことであるが、記録に残すためにあえて記す。この試合で先制点となるPKを決めたキ・ソンヨンが韓国人が日本人を侮辱する際に良くやる猿の真似のパフォーマンスを行った。
私達日本人の多くは、過去に謝罪しても謝罪しきれない侵略を犯してしまったという後悔と反省の気持ちを持っている。しかしその気持ちに反し、かたやスポーツの中に、70年も前の歴史への憎悪を持ち込むのであれば、その国民性や教育を疑われることに繋がるだろう。



【フォーメーション】

スターティングフォーメーション

内田が復帰し、準々決勝のカタール戦で退場となった吉田が出場停止のために、吉田同様高さのある岩政が入った。

今野と岩政の相性がどうなのか?という心配的な興味のあるフォーメションだった。

最終フォーメッション

延長前半にPKを獲得し2-1と勝ち越したザックジャパンは、5バックで逃げ切ろうとしたが、私はここが?だ。
なぜなら、韓国は前線に大きい選手を揃え、放り込んでは岩政以外は高くない日本のディフェンスの欠点を突く戦術であるのに対して、178cmと高くはない伊野波を入れてもどうにもならないからだ。逆に、183cmの前田が抜けたことによりセットプレーの高さが余計に不足してしまう。前田に代えるのであれば李だったろう。高さも前田と同じくらいだし、もともとスピードがあり、なおかつフレッシュなのでカウンターも効く。韓国はビハインドのため前がかりだ。そこで韓国にとどめを刺す意図をもって欲しかった。

ザッケローニの今日の采配は、交代で入れた細貝がゴールを決めるなどの側面が評価されがちだが、結局のところ、韓国にとどめを刺せず、その後同点を許した裏には、この采配ミスがあったと思う。

【試合動画】

【試合概要】

前半のザックジャパンは素晴らしかった。特に本田がチーム全体を機能させるプレーに徹しており、前田と本田の役割が整理され、前田の役割が邪魔されることが無くなった。もう一つは両サイドバックを上げるバルサ型から、片翼のサイドバックを上げて3バック形式での攻撃にしたことにより、遠藤, 長谷部の負担が軽減され、両サイドバックが上がりやすくなった点がある。あともう一つ言えば、疲れからか、韓国のプレッシャーが緩かった。ところが、23分、それはないだろう?と思えるPKの判定で、韓国に先取点を許してしまう。36分、本田がためを作り長友にスルーパス、長友が裏に走り込みドリブルで持ち込み、ディフェンスを引きつけてから前田にマイナスのクロス。前田が押し込んだ。そして、この完璧と言える崩しで1-1とし、そのまま前半を終了した。

後半になると、韓国はバックラインを上げ、中盤をコンパクトにし、プレスを強めて来る。更に、パクチソンが、長谷部のマークを剥がすためにポジションチェンジした。これにより、日本のサイドバックの上がりも未然に防がれてしまい攻撃が停滞した。韓国のカウンターやサイドからの波状攻撃により、日本が劣勢に立たされる時間が目立ったが、ディフェンス陣が体を張って踏ん張り、後半は双方無得点で1-1のまま終わった。

延長戦に入ると、延長前半6分、本田のスルーパスに反応し、裏に抜けようとする岡崎が倒されPKを獲得する(どう見てもPKではないプレーで、前半のPKの辻褄合わせと思われる)。同7分本田が中央を狙ったPKを放つと、GKチョン・ソンリョンにセーブされるが、そのこぼれ球に細貝が良く詰め豪快に蹴りこみ2-1とリードした。延長後半15分、韓国に左からのフリーキックを与えると、それをクリアしきれず、ゴール前が混戦状態に、そしてファン・ジェウォンに押し込まれ2-2となりPK戦となった。

【PK戦】

日本は、本田, 岡崎がまず成功。韓国は2人目までは川島にセーブされ、3人目は双方とも枠を外した。その後、4人目の今野のPKが成功し、PK3-0でザックジャパンはこの試合を勝利した。

【総評】

結果的にはPK戦にまでも連れ込む激闘となったが、PKまでもつれ込まなくても決着をつけることができた試合だった。2-1とリードした延長前半の局面の策が、相手の戦術に対して適切ではなかったであろうと考えられる。そこで逆に突き放すことも可能だった筈だ。
また、韓国に与えたPKの判定は誤審であり、2回目の日本が獲得したPKは辻褄合わせというように、審判により試合が変わってしまった面もある。中東の審判には今後も泣かされそうだ。日本代表激闘録 AFCアジアカップ カタール2011 [DVD]


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