AFCアジアカップ2011グループリーグ第1節

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カタールSCスタジアム

カタールSCスタジアム

2011年1月9日ザックジャパンはカタール・ドーハのカタールSCスタジアムでグループリーグ第1節となるヨルダン戦に臨んだ。この試合はザッケローニが采配する初の公式戦となる。



【フォーメーション】

スターティングフォーメーション


2010南アフリカW杯カメルーン戦フォーメーション

2010南アフリカワールドカップ以来の大きな大会なので、ザックジャパンがどのような方向性でスタートを切ろうとしているのかが炙り出されるように、南アフリカワールドカップのカメルーン戦のフォーメーッションとの比較をしてみたいと思う。

まず、システムであるが、4-1-4-1から4-2-3-1に変わっている。南アフリカの時には、阿部というディフェンス専門のMFを置くことにより、遠藤と長谷部はゲームメイクとチャンスメイクの比重が大きかったことが判る。一方、新たなフォーメーションでは、本田がトップ下となり、チャンスメイクを主に引き受けることにより、遠藤と長谷部のチャンスメイクの比重は下がり、ゲームメイクとディフェンスの比重が上がる布陣だ。

次にメンバーであるが、南アフリカ当時の大久保, 阿部, 中澤, 闘莉王, 駒野の名前が無くなっている。そして、香川, 吉田, 今野, 内田が入り、大幅な世代交代を感じさせる。南アフリカの時の平均年齢は27.7歳だったが、2歳以上若返ったメンバーでのAFCアジアカップのスタートとなった。

【試合動画】

【試合概要】

日本はキックオフ直後からボールを支配し、ヨルダンを押し込む。横パスだけでなく縦にボールを入れ、本田、香川、松井らが早いリズムで仕掛け、ここに長友と内田も積極的に絡む。しかし、引いて守るヨルダンをなかなか崩せない。40分には香川が抜け出し決定機を迎えるも、GKシャフィのファインセーブに阻まれる。時間の経過とともに、ヨルダンも日本ゴールに迫るようになり、カウンターから活路を見いだす。すると、前半終了間際の45分、ハサンがワンチャンスを生かして日本のゴールネットを揺らす。日本はボールを支配しながらも、1点リードされてハーフタイムを迎えた。

1点ビハインドで後半を迎えた日本は、前田に代えてこの試合がデビュー戦となる李を投入して同点を目指す。それでもゴールが奪えないと見るや、ザッケローニ監督はすかさず岡崎を入れて前線を活性化させる。反撃に出る日本は、前半以上にヨルダンを押し込み、崩しにかかる。しかし、18分に長谷部が決定的なチャンスを逃すと、その後も本田、香川が果敢にシュートを狙ったが、ヨルダンの牙城を崩せない。このままタイムアップかと思われたが、ロスタイムに吉田がヘディングで起死回生の同点弾を決める。日本は格下のヨルダンに大苦戦を強いられるも、かろうじて勝ち点1を獲得。2大会ぶり4回目の優勝を狙うアジアカップでドロースタートを切った。

【総評】

相手が引くことが判っていたにも関わらず崩し切ることができなかった。その部分は大きな課題として修正が求められる。試合結果としては、予想外のカウンターでの失点もあり、粘り強く土壇場で追いついたことは評価できるものの、勝ち点1は最低限の結果だろう。グループリーグを勝ち上がるためには、残り2戦を勝つしかなくなった。
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